さて明日はいよいよ25年(東京では173年ぶり!)ぶりの金環日食である。
東京では朝7時半頃か。

日食は、日本神話に描かれる天照大神の天の岩戸隠れを連想させますね。

太陽の神でる天照大神が岩戸隠れしたために世は闇に包まれた。
八百万の神々が談合し、様々儀式をし、やがてアマノウズメが舞い踊り、ついには衣服がはだけた様を神々が笑い騒ぎ、何事かと岩戸から顔をのぞかせた。すかさず二人の神が鏡を差し出し、その鏡に映った光り輝く自らの姿を誰か他の神と思って身を乗り出したところ、待ってましたと手力男の神が天照大神を引き出して神々は岩戸に注連縄を張る。
かくして世界に光が戻った。そして集まった神々の明るく照らされた顔を見て、「面白い」と仰った。ざっとこんなお話だったかな。
このアメノウズメの神遊びが日本最初の芸能であり諸芸の起こりといわれます。

能では「絵馬」や「三輪」という曲目にこの岩戸隠れのエピソードが挿入されています。自然と神と人間が近かった時代。
明日の朝はそんな事を思いながら日食を見たいかな。
(日食メガネを買いましたが、失明注意とかいてあります。私のグラスはかなり厚いものですが、それでも2分が限度と書いてあります。ちょっとこわいので目の為にはチラ見がよいようですね。皆様もお気をつけて)