特別公演と若竹能は、以前からのやり方を踏襲するとのことです。
このところ一月例会は、喜之門下の翁の披きが続いておりまして、演者にとっては大曲の初演を披きと言いますが、伝統、伝承芸能たる能楽にとっては、これも大切な継承の取り組みです。それを含めて能楽という芸能に親しんでいただければありがたいです。
昨日は、お狂言の翁の三番叟も披きという事で、二人のおめでたい一日でした。終わってホッとした顔が印象的で、良い顔をしてました。
さて、いよいよ四月二十三日国立能楽堂での九皐会特別公演のチラシが客席に配られました。
貼り付けますのでご覧ください。
住吉詣の光源氏は、観世喜正師。
源氏物語絵巻を見るような華やかな演目。
鈴木君がシテを勤める明石の君と光源氏の相舞のツーショットが楽しみな曲。
そして春らしい「熊野 ゆや」の一節を謡う連吟,
狂言は、人間国宝 山本東次郎先生の出演!
楽しい二人袴の至芸。
観世喜之先生は、米寿の誓願寺の仕舞。
そして、私の能「望月 古式」と、まあ大役な舞台。
盛りだくさんの公演です。
解説にもありますが、住吉詣 二人袴 望月は、ふとした偶然、巡り合わせ、宿命の出会いといった、人智の及ばぬ運命の悪戯に翻弄されるような物語です。
これも偶々なのですけどね。
そんな偶然から生まれたお話をお楽しみいただけたらと思います。
チケットの予約が始まりました。
お問い合わせは矢来能楽堂、九皐会事務所にお願い致します。お求め易い料金なので、是非お友達お誘い合わせてご予約くださいませ。
宜しくお願い申し上げます。