年内の公演は終わりましたので、たまには息抜きに違った話題をば。

今日はストックしてあった文房具ネタをup。

文房具好きなんです。

仕事柄どこに行くにも持っていくのがスケジュール手帳。
なにせ年間かなりの催しがあるわけで、時には1日何カ所も移動して、次は何処、来週、来月、来年の公演や稽古は、ああしてこうしてと会話が飛び交うのでスケジュール表の入った手帳は我々の仕事でも、物凄く大事なのです。

今はもう、来年を飛び越して2021年の舞台の話とか始まっているので、とにかく手帳がないと打合せが始まらない。
最近は私らの業界でも、スマホアプリのカレンダーで先々の予定を確認する若い人が増えてきたけど、私はまだ紙の手帳派。
少しづつ目が悪くなり、小さい字が見えなくなってきたのに、何故だか手帳は、年々小さくなってきた。

若い頃はビジネスマンが持つような大きくて立派なシステム手帳に憧れたんだよね。
いかにも仕事してる様な気がして。

革の手帳が好きなのは間違いない。
なんと言っても丈夫で長持ちで、手触りが良い。
毎日使うものなので、選ぶのに凄く時間かけて気に入った物を長く使う。

大きいシステム手帳は、A4紙も入るし、なんでもファイル出来て便利で、長い事使ってきたけど、逆になんでも入れてしまって重たいというのが変更した理由。
徐々に荷物を軽く、身軽になりたいこの頃。
そうやってちょっとづつ手帳も小型化してきた。
以前使っていた大きい手帳達は、今は稽古場用で、外出時はなるだけ身軽に。


こうやって徐々になんでも手放して行けるといいのだけど、物欲だけは手放せなくて、特にステーショナリーは持っているだけで楽しいので、ついつい新しくてオシャレな小物やノートに出会うと釘付けになってしまう。

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さて、来年はあれこれ悩んで超コンパクトなパスポートサイズの小型手帳を携帯用に導入。
こうやって一式収めて持ち歩くのが好きなんです。

その前はミニ6システム手帳を使ってたのだけど、さらに小型化。
それでノートタイプに変更。字が小さくなることを除けば、パスポートノートは薄くて軽くて使い易い。
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流行のトラベラーズノートやカレンダーを革の手帳カバーに入れて使う。
来年の子年の革のブックマーカーは自作の手製
自戒を込めて食べ過ぎチュー意の太っちよネズミ。

ボールペンは0.5の4色ボールペンを、フリクション0.38に芯を変えて、さらに自分でカスタムメイドしたボールペン。
手帳が小さくなると極細字が読み易い。
フリクションは、消せるから小型手帳の必需品。
小道具を作る材料の端切れで、持ち手に革と螺鈿と銀ジェルで細工。ちょっと変わった自分だけのペン。
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細かい細工がまだだけど自分に丁度良い物はなかなかないので遊び心的には満足。
こういう作業は、小道具の修繕で手慣れたものです。

0.38のジェットストリームに芯替えした多色ペン入れも自作。
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自分で作ってみると、プロの職人の腕の良さがわかるようになる。
革の素材もそうだけど、下地作りから縫いと仕上げが全然違う。
やっぱり本職の高い売り物は出来が違いますな。
それがわかると楽しい。
とても勉強になります。
まあ自分流でも革が良ければ持ち味はいいので気に入っている。

そして長年愛用のメモpadと、それに合うstaedtlerの多色ボールペン。
すぐメモならないと全て忘却なので必需品。
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これも中の芯は4c規格のジェットストリームの替芯に定番の交換。
このavant-gardeのボールペンに付いてくるケースは薄くて格好いいので筆箱としてとても重宝してます。

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シャチハタの印鑑も短く加工済、
今はカラーの着せ替えが出来るんですよ。

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この縮小版の謡本もほぼパスポートサイズ。通称豆本。右の演者御用達の3年カレンダーは毎年更新。


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フルセットをこれまた薄い型押しの牛革ステーショナリーバックに入れる。
これも自作。
入れるカバンサイズに合わせて、裁断→穴開け→縫い合わせ→コパ仕上げ程度の簡単な物。

このバッグは売り物のようにあれこれ手をかけてないので、逆にシンプルで軽くて使い易いのがgood 。
来年の手帳コンセプトは、軽く柔らかく。

秋からお医者様のご指導で食事制限減量の日々で、気分転換にレザークラフトはもってこいでした。一揃い作って満足しました。
体も軽くなって絶好調で言うことなしです。

ピッタリ着物カバンのサイドに収まり、手帳を出すのが楽しくて仕方ないのだけど、この小さな手帳のカレンダーに書いた字が、小さくてよく見えないのが唯一の落とし穴(笑)
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で、専用のコンパクトレンズをネットで入手。
もはやこうなると意地ですね。
コンパクト過ぎて柄がないメガネを鼻に乗せて使う。
ちょっとfunnyなので、これ使うと場が和む。

こんなことやって楽しんでいると、あんたは高校生か!と突っ込まれますが、若い子がやるような事をやると脳科学的には若返るらしい。
(それでやってるわけじゃないけど)

八十、九十の演者が今も活躍出来るのも、実はその辺に秘密があるのかも。
若い頃に覚えた事をずっとやってるものね。
芸事は寿命長久の秘訣なのです。

さあ、準備万端、来年もスケジュール帳が埋まることを祈ろう。

好きなネタは、話が長い。
失礼しました。