目が回るような一週間で、お寺の催しのあとに、坂君の申合と公演せを縫って28日の公演の打ち合わせを劇場担当さんとしつつ、新潟長岡の父のところに行ったり来たり、それでもって、稽古やら雑用やら、なんだか時間の感覚がおかしくなる一週間で、記憶が吹っ飛んでおります。同じことを書いていたらごめん遊ばせ。
蠟燭能は、お陰様で一階席は埋まって来たようですね。ここは、2階3階とありまして、やっぱり1階のS席が見やすいように思います。と、さりげなくすすめつつ(笑)
当日は、猩々と一角仙人の現代語訳文がプログラムになるようですから、言葉の心配はありません。
お子様にも読めるようなものになっております。
猩々では、酒のお話ですから、酒と云うと中国をロケーションにした能「菊慈童」の故事にからんで、菊の水というようなことが出てきます。
釈尊に教えられ皇帝の穆王だけが知る特別な経文の2句を賜って、山奥に捨てられた慈童。
その大切な言葉を書きつけた菊の葉から下だり落ちた露を飲んで不老不死となったという菊慈童伝説に因んで、日本では、宮中の宴で酒に菊の花を浮かべて健康を願った。
これによって酒と云えば、菊の水とつながるようになったとか。
また9月9日の重陽の節句では、菊に綿を被せて、その露を含んだ綿で体を拭くと健康になるという習慣が伝わった。
私のお弟子にも着せた綿をした事がある方がいて、聞いたところ、薬草のような匂いがするそうだ。
資料によれば、菊慈堂はお話は太平記に題材として、場所は中国であるが天台宗の経文の功徳を説く日本産のお話である。
それが、猩々の詞章の中に酒繋がり、中国つながりで出てくるのが面白い。
秋の夜長、月夜に菊の花を浮かべて優雅に宴をしたいものだ。
あ、そうだ来月の10月3日に鎌倉能舞台さんで、この月の宴をさせてもらいます。
といっても舞台上のことですが。
光源氏のモデルの一人ともいわれる、平安時代のお大臣。源の融。
今回は、舞返しの小書きがついて、後シテの月夜の宴の場面がクローズアップされます。
なんていたって、海から海水を運ばせて、京都の真ん中に東北の海を再現して作った男ですから、スケールが違います。
というわけで、今私の中には、角の生えた仙人と、平安随一のお大臣が憑依して同居しております。
変な感じ(笑)
おお、そうだミューズの翌日に国立の奥川恒冶さんの会で
安宅の関を超えないといけないから、山伏君もいた。山伏君はもう何回やったかわからないから、常駐であります。
だからまず、インド行って、翌日に石川県行って、京都ね。
ミューズの蠟燭能は、普通の能をそのままホールでお見せするのではなく、ホールならではの場面照明や蠟燭などが入ります。また舞台も奥行きも違うので、これだけでずいぶん能の印象が変わります。
この辺りが楽しくなるといいなと思っています。
是非、お出かけ下さい。
蠟燭能は、お陰様で一階席は埋まって来たようですね。ここは、2階3階とありまして、やっぱり1階のS席が見やすいように思います。と、さりげなくすすめつつ(笑)
当日は、猩々と一角仙人の現代語訳文がプログラムになるようですから、言葉の心配はありません。
お子様にも読めるようなものになっております。
猩々では、酒のお話ですから、酒と云うと中国をロケーションにした能「菊慈童」の故事にからんで、菊の水というようなことが出てきます。
釈尊に教えられ皇帝の穆王だけが知る特別な経文の2句を賜って、山奥に捨てられた慈童。
その大切な言葉を書きつけた菊の葉から下だり落ちた露を飲んで不老不死となったという菊慈童伝説に因んで、日本では、宮中の宴で酒に菊の花を浮かべて健康を願った。
これによって酒と云えば、菊の水とつながるようになったとか。
また9月9日の重陽の節句では、菊に綿を被せて、その露を含んだ綿で体を拭くと健康になるという習慣が伝わった。
私のお弟子にも着せた綿をした事がある方がいて、聞いたところ、薬草のような匂いがするそうだ。
資料によれば、菊慈堂はお話は太平記に題材として、場所は中国であるが天台宗の経文の功徳を説く日本産のお話である。
それが、猩々の詞章の中に酒繋がり、中国つながりで出てくるのが面白い。
秋の夜長、月夜に菊の花を浮かべて優雅に宴をしたいものだ。
あ、そうだ来月の10月3日に鎌倉能舞台さんで、この月の宴をさせてもらいます。
といっても舞台上のことですが。
光源氏のモデルの一人ともいわれる、平安時代のお大臣。源の融。
今回は、舞返しの小書きがついて、後シテの月夜の宴の場面がクローズアップされます。
なんていたって、海から海水を運ばせて、京都の真ん中に東北の海を再現して作った男ですから、スケールが違います。
というわけで、今私の中には、角の生えた仙人と、平安随一のお大臣が憑依して同居しております。
変な感じ(笑)
おお、そうだミューズの翌日に国立の奥川恒冶さんの会で
安宅の関を超えないといけないから、山伏君もいた。山伏君はもう何回やったかわからないから、常駐であります。
だからまず、インド行って、翌日に石川県行って、京都ね。
ミューズの蠟燭能は、普通の能をそのままホールでお見せするのではなく、ホールならではの場面照明や蠟燭などが入ります。また舞台も奥行きも違うので、これだけでずいぶん能の印象が変わります。
この辺りが楽しくなるといいなと思っています。
是非、お出かけ下さい。