能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

日記

春到来

週末は、静岡県沼津でロウソク能公演、東京神楽坂で九皐会の定期公演、本日は神奈川県横浜市で鎌倉能舞台公演と三日続きました。
土蜘蛛、源氏供養、西行桜、経正、小袖曽我と並び、全曲、地謡と後見に入りました。
どの曲にも花があり見どころが様々あります。
喜之師匠の西行桜の花の精が現れると、ああ、春が来たなあと季節の到来を感じました。

今日の横浜能楽堂の楽屋口では、桜の花びらが舞っていて、超寒がりの私は暖かな風にちょっと嬉しくなりましたね。

そろそろダウンジャケットとおさらばです。



新年会

FullSizeRender



本日は、喜久謡会社中の新年会を神楽坂矢来能楽堂でさせていただきました。

社中のの謡い初め、舞い始め。
皆様ご熱演で幸先の良い一年となりました。
私も社中の方々に負けないように稽古に励みたいと思います。

お天気も良く、とても賑やかで楽しい一日となりました。
感謝。

白梅 咲く

FullSizeRender
暮れに手に入れた白梅の盆栽が一足早く花盛り。

正月準備で賑わう花屋の片隅で小さな花がひっそりと1つ咲いていた。

しばらく様子を見ていたが、梅ねえ。。と呟いて皆素通りした。

さてどうしたものかと眺めていたら

ふと、この木と目が合った気がした。

然らばと持ち帰り水と薬をあげた。


果たして咲くなかなと思っていたが、この一週間、1つまた1つと花が咲いて新春の稽古場に華やぎをもたらしてくれた。

命の芽吹きって凄いものです。お見事でした。


梅というと、和泉式部の軒端の梅、梶原景季の箙の梅、老松の紅梅や胡蝶の梅がすぐに頭に浮かぶが、白梅となるとやはり軒端の梅か、箙の梅だろうか。

今宵は枕元に置いて、木の下の仮寝の夢と洒落こんでみるかな。

はてさてどんな夢が見えるのか。

楽しみ。




ゆく年くる年

ようやく社中の最期の稽古も終わり、これから遅ればせながら新年を迎える準備です。
振り返ると今年は、社中の二十周年大会が国立能楽堂でありましたし、請負の舞台も例年になく多く、なかなか休みが取れなかったので、体調管理にとても気を遣った一年でした。

しかしながらお陰様で今年は、大きな怪我や病気もなく、不思議と風邪もひかずに一年を過ごせたのが何よりでした。

今年もこのブログをご覧いただきました皆様、お付き合い下さいました皆様に厚く御礼申し上げます。

新春一月の九皐会定期公演では、翁の太夫を仰せつかり、また三月三日には、九皐会若竹能にて花筐を勤めさせていただきます。
大役が続きますので、まだその先の予定まで考えが及びませんが、目の前の舞台をしっかり勤めて参りたいと思います。
明年もどうぞよろしくお願い致します。
本年も誠にありがとうございました。

皆様どうぞ良いお年を!

冬至

今週前半は再び出張で横浜から福井、舞鶴と転戦してきました。長旅でしたが、これで年内の出張も無事全て終わり、ホッとしました。

今年も1万人以上の子供達に能を見てもらうプロジェクトにあちこち参加しましたが、どこに行っても子供達は一生懸命見てくれるのが嬉しかったです。
いろんな土地に行き、多くの出会いもあり日本再発見の一年でした。
まだまだ知らない素敵な所がたくさんありますね、日本には。

そして、どこに行っても能楽を文化的価値あるものとしてしっかり見てもらえるというのは、やっばりこの国の素晴らしいところだなと思います。

年内は私はあと東京で1公演となりました。
そして、社中の稽古を年末までして、年が明けるといよいよ九皐会会 初会の翁ですね。
粛々と日々を送りたいと思います。

FullSizeRender


今日は冬至
ゆず湯に浸かって、長い夜はぐっすり眠りたいと思います。












本年の九皐会巡回公演終了。お世話になりまして誠に有難うございました。

IMG_4219
IMG_4227
FullSizeRender
IMG_4212

IMG_4180


長崎から島原に移動。
イルカのいる海が目の前の学校で、今年の九皐会巡回公演は無事全て終了。
最終公演に参加出来て良かったです。
爽やかな海の景色に安堵が広がりました。

関係者の皆様、本当にお世話になりました。

ありがとうございました。


元気な子供達と大いに盛り上がっての公演で我々も楽しかったです。


島原は昔、普賢岳災害鎮魂の新作能公演で来た以来でした。その時は鈴木啓吾君と二人で天使の役でした。


すっかり復興していて、人の生きる強さをあらためて感じました。


下の写真は宿近くのメガネ橋。

水面に写ってほんとにメガネに見える。


そして恒例、ご当地ラーメン巡り。宿近くの 郡来軒さん美味しかったです。今回は野菜も取れるから、ちゃんぽんをよく食べました。すっかり気に入りました。本場の味は、うまさ格別。



さて、残り5公演。次は横浜で地謡です。



今日は、長崎も寒かったです。

FullSizeRender

長崎市大村市立竹松小学校にて、本年最後のシテでした。
体育館のアリーナ公演でした。
年内の出張公演はまだ続きますが、私の担当は一応終わりなので、無事に終わりホッとしました。

東京での舞台を含め年内の出演は、あと6公演とカウントダウン。ようやく終わりが見えて来ました。
そしてそれが終わると正月の翁です。
最後まで気を引き締めて参りたいと思います。



沖縄は夏の終わり

鹿児島 沖縄に出張してきました。
沖縄は、まだ夏の終わりの暖かさで夜も半袖で過ごせました。
大都会那覇市内泊まりなので、いわゆるリゾートな雰囲気ではないのですが、天気も良く11月とは思えない夏の終わりの青空でした。

出張の楽しみのご当地ラーメンめぐり。
これは趣味というわけでないんだけど、疲れて食欲がない時、短時間でちょこっと食べるには最適なわけで。
鹿児島ラーメンと豚肉の乗った沖縄ソーキそばと沖縄ラーメンをしっかり食べて納得。

このところずっと休みがないので、那覇の海辺を散歩して、ほっと一息つけたのが幸せでした。

帰りの飛行機から今月の九皐会の演目、俊寛の流刑地の候補地の一つ、喜界ヶ島を空撮。

伝説の鬼界ヶ島が、もしここであるならまさに都から離れた絶海の孤島。
空からだと向こうに奄美大島が見えます。
船を作ればそこまでは、もしかしたらいけるかもと思ったりして。
どうでしょう。
俊寛が流された島は、硫黄島や、ほかにいくつか候補地があるそうですが、はてさて真実は如何に。
機会があれば、島々の史跡巡りに行きたいものです。

さて今月は九皐会にて桑田君がシテを勤めます能 国栖(くず)の地頭をさせていただきます。
壬申の乱をテーマにした作品です。
吉野山の国栖の里のお話。飛行機の航路から外れていたので空撮は出来ず。代わりに富士山を撮っておきました。

国栖は、私が50年近く前に初めて子方をした曲。隠れる場面は印象が強かったのか記憶があります。

場面転換の多い演目なので、皆々力を合わせて心して謡いたいと思います。
よろしければ是非お越しください。

例により出張の仕事中の写真はないのでした。


IMG_3589
那覇市内

IMG_3580
沖縄 ソーキそば 全部のせ

IMG_3614
喜界島
FullSizeRender
冠雪の富士山




恋の舞

IMG_3509

本日は鎌倉能舞台さんで、杜若を勤めさせていただきました。
恋之舞という素敵なネーミングの小書(特殊演出)でした。
特殊な笛が入り、シテは橋がかかりで水鏡の型が入ります。装束に真の太刀という白の鮫肌の柄の唐鍔に金の梨地の鞘の拵のこれまた美しい太刀を履きまして、初冠にもひと工夫、通常とはまた違う装いの洒落た出で立ちになりました。

ありがとうございました。


ご鎮座550年

IMG_3344

同門、佐久間君が日頃稽古にうかがっている下北沢の北澤八幡神社の催しにお邪魔しました。
お社中の謡と仕舞に始まり、舞囃子、狂言、能と豪華な番組で、佐久間君の能、菊慈童で御鎮座五五〇年を寿ぎました。
雨でしたが、お客様は雨合羽着で鑑賞されました。
無事に終わって何よりでした。

下北沢は、足立禮子先生が住んでいたので、打合せでご一緒したり、反省会したりと懐かしい街です。

だいぶ賑やかになりましたね。
また、ゆっくり来たいと思います。
twitter
ギャラリー
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 諸国一見の能楽師 誕生寺
  • 食いしん坊トラベラー
  • 食いしん坊トラベラー
  • 野を超え山超え
  • 野を超え山超え
  • 野を超え山超え
  • 思いがけず籠神社に行ってきました。諸国一見の旅。
  • 思いがけず籠神社に行ってきました。諸国一見の旅。
  • 思いがけず籠神社に行ってきました。諸国一見の旅。
  • 思いがけず籠神社に行ってきました。諸国一見の旅。
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

nohgakuhanabutai

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ