能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

日記

5月23日公演pv



まだチラシも、詳細も出ておりませんが、先にイメージ映像pv1が出来ました。

昨年五月にあるべきはずだった師父の追悼公演が延期になり、今年の五月にいたします。
三月下旬には、チケットの発売を出来ればと考えています。私個人の催しで、何かと事務仕事がすんなり行かず時間がかかっております。



能以外のプログラムに少し変更がありまして、まもなく情報が出せると思います。
まだ少し先ですがご予定を空けていただければと思います。宜しくお願いします。

奇しくも本日は亡父の誕生日。
存命ならば九十四歳ということになります。
という事で、プレゼントになるかどうか、upしておこうと思います。ご覧ください。


本日は、矢来能楽堂で九皐会若竹能でした。
弱法師の後見と藤の地謡に出てきてました。
久しぶりの能二番公演。
満席ではありませんでしたが、お客様も少し戻ってきてくださった感じでした。
いつものように九皐会の細かな感染対策で、換気の行き届いた客席の矢来能楽堂でした。
ご来場ありがとうございました。


さて、三月非常事態宣言明けは、私の盛久と観世喜正師の鞍馬天狗。
是非神楽坂矢来能楽堂にて、生の舞台をご覧いただきたく、ご来場賜りますよう宜しくお願い申し上げます。








 青天を衝け ちょっと興奮。深谷の思い出

渋沢栄一さんのNHKの大河ドラマ「青天を衝け」が始まりましたね。


いささか興奮しております。

と、申しますのも、この日本の近代化を主導した渋沢栄一さんのご生家は、埼玉県深谷市。

なんと、このご生家の旧渋沢邸のお屋敷で、今から30年以上前に、観世喜之師匠が稽古場を開かれ、渋沢氏のご子孫の御方とご相談されて、能の普及と共に若い能楽師を育てる為に内弟子独立間際の書生が、代々、先輩から後輩に受け継ぎながらお稽古に伺っていたのです。当時は渋沢国際学園といって外国人留学生も大勢来ていました。


私も先輩に連れられて内弟子卒業の頃から伺い、独立後も何年か稽古に伺っておりました。

今思えば、未熟な私を渋沢の方々は心広く育ててくださったと思います。

思い出すと本当に顔から火が出る思いです。

もう三十年以上も前の話ですが、当時は元市長様や元教育長様、教育関係者が、退職後にさらなる勉強にと稽古に来られ、また謡いを習いたいと熱意のある近隣の方々がお集まりになり、20代の若造の私の話を、それはそれは熱心に聞いて下さり、驚くほど真面目に謡いや舞いの稽古をされてました。


今もし、タイムトラベル出来るなら、あの時より絶対面白い稽古が出来るのに!もっと面白いお話や、あの頃より成長した謡いをお聞かせ出来るのにと思います。


渋沢家の生家は、大変広く、今では旧渋沢邸、中の家として市の施設になっていますが、当時はまだ、末裔の方が管理をされていたのです。

大きな藁葺き屋根、黒々とした柱。古き良き日本の旧家の佇まいで、休憩時間はぼんやりと私も庭を眺めていました。


第一話で映し出された少年栄一が育った家は、その後明治になり建て変えられて、私達が稽古場にして通った所のようです。その畳の上で、謡や仕舞の稽古をしていました。


今思えばよくぞまあ、こんな歴史遺産の凄いところで稽古をしていたものです。

能のほかにも、外国語を教えに来る外国人の先生がいたり、教養講座をされたりと、国際色豊かな文化的な場所だったのです。


やがて私が独立して、関越を走って車で通うようになると、帰り際にお弟子様が自分のところで取れた深谷のネギをトランクに入れてくれて、風邪ひかないようにね!と下さったのも懐かしい思い出です。


私の後、小島英明君が稽古場を受け継ぎ、その後彼が何度も深谷市で普及公演をして今に至っております。(現在は中の家では稽古していません)


この大河ドラマを機に、再び深谷や近隣の文化や観光が賑わってくれたら嬉しいです。


そうそう、近くには、岡部六弥太、熊谷二郎直実、実盛など、音に聞こえた能楽ゆかりの坂東武者を輩出しております。


今年は深谷が熱いです!

今年の秋には、その頃にはきっと大勢で深谷に史跡巡りに行けますね。

楽しみです。


雑誌観世 1.2月号

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ご案内が遅くなりましたが、雑誌観世の1.2月号の巻頭写真に、流儀の諸先生に混じって、九皐会からは長山耕三君の千手と、私の自然居士の時の写真を掲載していただきました。誠に光栄です。

催し情報ほか、為になる記事満載ですので、是非ご購読下さい。
次回号は三月一日に、檜書店さんから発行されます。

2021年 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって良き年になりますよう祈念いたします。

今年も当ブログ並びに遠藤喜久をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

本年は、この言霊からスタートです。

拳を握ってご用意を!

「今年はなんだかヤル気満々‼️」

本年もどうぞ宜しくお願いします。

御礼 2020年

お陰様で、今年の舞台出演も社中の稽古も無事に終わりました。
能楽堂、劇場にご来場賜りました皆様、また、お世話になりました皆様に心より御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。


振り返りますと、今年はコロナ禍にあって感染はもとより濃厚接触者になる事も避けねばならず舞台、劇場、稽古場、私生活と感染対策には、大変気を遣いましたが、7月の九皐会の活動再開以後、多くの舞台が中止を余儀なくされたものの、止まることなく無事に年の瀬を迎える事が出来ました。

また、劇場、能楽堂、稽古場等、お客様や関係者に体調不良が出たというお話は未だ聞くことはなく安堵しております。

お客様を始め、社中や、お付き合いのある方々には大変不自由をおかけし感染対策にご協力を賜りました事、心より御礼申し上げます。

目に見えない相手や変わりゆく世界に対し、様々な情報がTVやインターネットや人伝の噂に飛び交い、それぞれに話が違い、何が真実かとても分かりにくくなっていますが、今後もアンテナを張って参りたいと思います。

私自身については、7月の再開後は、九皐会定例の千手の重衡に始まり、ミューズの触れてみよう能楽の世界の雷電、九皐会定例公演の自然居士のシテ、新潟りゅーとぴあ公演の土蜘蛛ほか、学校公演や他の会でお役を勤めさせていただき、また、大曲、大役の舞台にも出勤させていただいた充実した一年になりました。
どの舞台にも緊張感があり、学び多き年でした。

活動が、また止まってしまうのだろうかと不安を抱えながら、逆に悔いのないようにと、一つ一つの舞台に精一杯集中出来た一年だったように思います。

インターネットの普及に伴い、動画配信やリモートについても、勉強が進み、東京都の「アートにエールを!」の動画の参加を始め、九皐会を始めとする動画配信にも参加しました。

私の喜久謡会社中の稽古や講義もインターネット上で通信で行うことが増え、コンテンツの制作を含め、そうした事にも慣れました。

振り返れば、大変さの中に、多くの学びがあり、決してマイナスばかりの一年ではありませんでした。


こうした厳しい状況の中、ご支援、ご後援を賜り、応援し支えていただいた皆様には、心より感謝を申し上げます。


皆様にとって来年が良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
誠にありがとうございました。

どうそ良いお正月をお過ごし下さい。
        12月30日  遠藤喜久

御礼九皐会例会 今年もありがとうございました。

早いもので、今年の九皐会の定期公演-通称例会も、はや本日で年内最後となりました。
まだ特別公演の別会ほか催しも残ってますので、今年が終わった感が全くしませんが、お客様におかれましては今年も九皐会にご来場誠にありがとうございました。
今年はコロナ禍で、大変な影響を受けて、一時はどうなるかと思いましたが、ようやくお客様も戻りつつあります。
九皐会は、いまだにアクリルシールドを地謡に設置。客席の前列の希望者にはフェイスシールドをお配りするなど、感染対策に余念がありません。
また演者の楽屋入の際にもチェックを行なっており、楽屋内もお互い三密に気をつけております。
安心してお楽しみいただけるようスタッフ、演者も心掛けておりますので、是非また矢来能楽堂にお越しくださいませ。

私ごとを言えば3月の九皐会での盛久がコロナで中止になりましたが、来年の定期公演で再チャレンジいたします。
清水観音の奇跡をもう一度!
来年こそは無事にやりたいと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。
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最近は、私はすっかりTwitter派に戻っておりまして、そちらに日々更新しています。
忙しいとTwitterの方が早いのでブログが御無沙汰になりました。是非Twitterもチェックしてみて下さい。

年明けに1月9日は、所沢ミューズの大きなホールで土蜘蛛もありますし、年末まで公演もありますので、引き続き気を引き締めて参ります。

昨日は川崎能楽堂で、梅若家の角当さんの舞台。本日は九皐会。そして、来週の豊島能の大般若のリハーサルと週末はタイトに、かつての日常が戻りつつありますが、これが続くといいのですが。

油断なく対策をして元気に年を越す所存です。

では、引き続き宜しくお願い申し上げます。






出張3公演無事終 動画配信も見てね

九皐会定例会も終わりまして、今週は皐風会さんの文化庁学校公演に参加して、北陸に来てました。
氷見、能美、小松と廻りました。
今は学校さんも我々も感染症対策はバッチリして行いますので、コロナで様々なイベントが無くなった子供達にはとても楽しい時間になってくれているようです。
超寒がりの私は、冬の体育館の催しは某メーカーの下着を沢山着込んで頑張っております。

旅先の宿で、先日のはじめての矢来能楽堂の新演出能竹生島の秘宝の動画配信を見ました。

映像になるとこうなるのかー。大画面で見たい。。。
いや、ライブで見たい。。

当たり前ですが、ライブは自分の目や耳で見たいところにフォーカス出来ますが、映像はカメラの目で全体を写すので、印象が変わります。
主観的に臨場感をもって見れるのがライブ
客観的に見れるのが収録映像という感じでしょうか。
で、この少し客観的な映像を見ていると自分の主観で撮影した作品が見たい作りたいとなるわけで。
俳優さんが監督をしたいという気持ちがなんとなくわかります。

今回撮影に私は関わっていないのですが、映像には撮影や編集演出があり、それでだいぶ作品が変わります。アップにしたり、カメラを切り替えたり、カットを細かく割ったり。
舞台の劇場配信は、比較的スタンダードにライブを届けるようですが、また機会があれば、舞台演出とリンクした映像作品が作れたら楽しいなと思いました。


竹生島の秘宝は、ナレーションと字幕もあり、いつもの能とは違う作品になっているので、話の種にご覧いただければと思います。何よりいろんなキャラクターがそれぞれの扮装をしていて賑やかです。
視聴料はなんと一千円でございます。
配信は日曜日までだそうなので興味のある方はお早めに。
今のところ再演の予定は無いので、お見逃しなく。

【WEB配信 チケット発売中!】
はじめての矢来能楽堂Special



新演出能

『 Re-QUEST 聖剣伝説2 
 竹生島の秘宝~安部晴明外伝~ 』
(字幕テロップ入り)

<配信期間>
11月8日(日) 18:00~11月15日(日) 17:59

【チケット発売中!】
Confetti(カンフェティ)にて


カンフェティの会員になり、クレカもしくはセブンイレブン決済にて配信チケットを入手してください。パソコンかタブレットで見ると良いと思います。





おまけ。能の凄く静かな仕舞の曲。動画配信中。
アートにエールを!


竹生島の秘宝 終了

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このところ連日Twitterでご案内しておりました、矢来能楽堂主催のはじめての矢来能楽堂スペシャルRe-Quest2 竹生島の秘宝 2回公演 無事に終了。
写真は、初めて矢来恒例のフォトセッション。
どうも舞台では笑わないので、笑っていいのか毎度悩みますが、つい硬い表情になってしまうのでした。

さて、今回見逃した方の為に、この公演は、動画配信をいたします。
普通の能とは違い、ナレーションが入ったり効果音が入ったり、晴明が出て来たりと、冒険活劇風な仕立てにしてあるので、古典作品が難しいと思う方も楽しめると思います。


今回、私にいろいろTwitterや若い人のトレンドを教えてくれた中学生も観に来てくれて、話がわかって面白かったと言ってくれて嬉しかったです。

また、能楽通の方は、この作品にパズルのように織り込まれた古典の原曲の数々を探してもらうのも楽しいと思います。終わってみると意外と通な人向きなマニアックな仕掛けも多くて、ニヤリとしてもらえたら嬉しいです。私としては古典作品へのオマージュとして演出しておりました。

是非ご覧ください。

本日はご来場賜りまして誠に有難うございました。
また、矢来能楽堂でお目にかかりましょう。


【WEB配信 チケット発売中!】
はじめての矢来能楽堂Special

新演出能

『 Re-QUEST 聖剣伝説2 
 竹生島の秘宝~安部晴明外伝~ 』
(字幕テロップ入り)

<配信期間>
11月8日(日) 18:00~11月15日(日) 17:59

【チケット発売中!】
Confetti(カンフェティ)にて




おまけ。能の凄く静かな仕舞の曲。動画配信中。
アートにエールを!

触れてみよう能楽の世界

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お陰様で、第15回触れてみよう能楽の世界は、無事に終了しました。
ご来場のお客様、劇場スタッフの皆様、ご出演の皆様。誠にありがとうございました。

ようやく、ここまで来たなと。

雷様の曲ではありましたが、黒雲から晴れ間がさす思いでした。

感染症対策のガイドラインにより、いつもとは違うスタンスでの公演でしたが、劇場にお越しいただいたお客様をはじめ、万全の感染症対策で公演を催してくださった関係者のご尽力に心より感謝申し上げます。


本日の雷電は替装束にて勤めました。
日頃後見の多い私ですが、今日の後見は大変だなと、何かと気遣いをさせて申し訳なかったと感謝した次第です。

ようやく秋から少しづつ舞台が戻ってくる気配です。
とりあえず手帳は稽古も舞台も埋まってるですが、これがそのままやれることを祈りながら、コツコツと進んでゆきたいと思います。
ともかくも本日は誠にありがとうございました。


今回、感染症対策で、ごく少ない人数のお客様にだけしかご覧いただけなかったのですが(事情を知らないお客様がいらしたら、あまりにガラガラでさぞ驚いたと思いますが、あれで席は完売でした。)
ミューズでは、1月9日、もっと広い中ホールでの公演をいたします。
こちらは、本日からチケット発売!
今のところまだ全客席を埋めるわけにはいかないそうで、半分のお客様のみとか。今後の状況次第だそうです。

曲は、土蜘蛛。そして、お正月らしく、めでたい神歌と、狂言宝の槌。
厳かで楽しく、そして痛快な舞台です。
是非、新春公演にお越し下さいませ。
席数に限りがありますので、早めのお申し込みをお待ち申し上げております。
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九皐会定期公演再開

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昨日は、二月以来、実に5ヶ月ぶりの九皐会定例会の再開でした。
ご来場賜りましたお客様には、心より御礼申し上げます。
誠にありがとうございました、

コロナ禍の感染症対策で臨んだ今までとは違う公演。様々な対策を議論し施しながら演者もスタッフも、今までとは違う行動や様式。昨日も、客席は100席以内。
入替時は、全客席をアルコールで拭き直し、お客様には消毒やマスクの着用を願うなのどの対策にご協力いただいての公演。

そんな中、お客様には、久しぶりの舞台を楽しみにお越しいただきました。

幕横からお客様の入る客席を見た時は嬉しかったですね。本当に。

昨日は席を空け隣にお客様のいない配置の客席で、換気休憩を入れた1公演全体で約90分程度と長くならないようにして、能一番をメインご覧いただいた舞台でした。

昨日の千手のシテは長山耕三君。
私は、この千手郢曲ノ舞の重衡を勤めました。

今年の春に父上、長山禮三郎師は他界され、申合せの後、いつもご注意をいただく大先輩のいない楽屋。
ご存命ならば、どうご注意をいただくだろうかと自問自答していました。

「よっちゃん、そこはもっとしっかり品よく謡うんだよ。」
そんなお言葉が聞こえたような気がしました。

今年は、五月に鎌倉さんで千手のシテを勤める予定がコロナ禍で中止になっていたので、昨日の舞台で少し胸のつかえが取れたような気がしました。

なんとか無事に終わり、少しホッとしました。


七月も催しはほとんど無くなりましたので、本格的な再開は八月以降かと思いますが、まずは最初の一歩を踏み出し、次へと繋げていきたいと思います。

お客様からのご意見も聞かせていただければと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

誠にありがとうございました。





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