いよいよ新宿神楽坂、矢来能楽堂・観世九皐会も7月から定期公演を再開いたします。

大変長らくお待たせ致しました。


関係者で協議を重ね以下の事が決まりました。


近年、九皐会の月例定期公演は、1日に能二番と狂言一番と仕舞数番という番組立てで行っておりましたが、コロナウイルス感染予防を考えて、公演形態が変更になります。


1日を二公演に分け、能一番狂言または、能仕舞という、2公演形式になります。


この一部と二部の間に、空気の入れ替えや消毒を行い、他の劇場で行われているような安全対策もして参ります。

チケットは、それぞれ別々にお求めいだけるようになりました。


また、客席は、その時々の劇場ガイドラインを参考に、当面は客席を半分に減らして、隣席は空け(*現在のところ)また、舞台上の三密も避けて、地謡の人数を減らし、演者同士の距離を取り、長大な作品などは、それに伴う演出変更も行いながら、安心してご覧いただける舞台を目指します。

詳しくは、矢来能楽堂の公式発表をご確認下さいませ。→矢来能楽ホームページ

席については、能楽堂に確認下さい。


矢来能楽堂では、長年ワークショップや若手の会なので、これに近い形態での上演は慣れているので、何ら問題なくスムーズに行えると感じています。


能は決まり事が多いように思われると思いますが、意外と柔軟な芸能で、野外でやったり、劇場でやったり、芝の上でやったり、お寺のお堂でやったり、座敷やスタジオでやったりと、どんなところでも場所さえあれば、いつもの能楽堂と変わらぬ上演が出来ます。


その特性を生かして、今までと変わらぬ舞台をお届けしたいと思います。


さて、七月の番組は九皐会ホームページをご覧いただきたいと思いますが、私は、第一部の能「千手」(センジユ)の重衡を仰せつかりました。

九皐会ホームページ7月番組リンク



五月に鎌倉能舞台さんの定期公演で舞う予定だった私の千手のシテが、コロナ禍で中止になり、残念に思っておりましたが、今回は長山耕三君のシテの相手を私が勤めさせていただきます。



今回、郢曲(エイギョク)という小書演出がつきます。クリサシクセの千手の舞を抜き、序の舞も変わりまして、台詞部分がメインになる演出。

重衡の独白より千手が登場する演出で、自ずと囚われの身の重衡の比重が少し重くなります。

上演時間は常よりも短くなりますので、今時期に相応しく、すっきりとご覧いただけると思います。


久しぶりの能楽。

再始動する舞台。

是非、矢来能楽堂へお越し下さい。