毎年夏になると所沢ミューズのワークショップ
の能の稽古にやって来る子供達がいる。

もちろん一度きりの子もいるが、1、2年してひょこりまた顔を見せてくれる子や、もはや夏の行事ように親御さんも楽しみにして毎年参加してくれる子供達もいる。

夏のほんのひと時の付き合いではあるけれど、
小さい子は小学3年生位から参加するので、顔を合わせているうちに親戚の子供の様に思えて来る。
気がつけば10年以上やっているので、はや成人した子も出てきた。

彼らの成長に合わせて劇場もその都度特別に中学生の枠を作り、高校生の枠を作りと、OB枠を作って彼らを育ててくれた。

受験や進学で忙しくなった年長組の彼らが、今年も本ワークが始まる前にひょこり劇場に現れた。

会うたびに逞しく立派になっているので、私や劇場関係者もちょっと嬉しくなる。

年長組の彼らは、さすがにキャリア10年以上なので、初心者の枠に入れられず、個人的に稽古を引け受けることにした。

久しぶりに基礎練習をしてみると、スポーツ選手並みに大きくなり体重も増えた身体には、摺り足はハードらしい。
しかし2時間も汗を垂らしながらやっていると身体が思い出して整ってきた。

では、次は型。
差込き、開きから。。。

錆を少し落として初日の稽古を終えた。


稽古が終わり食事に行くと、なんと彼らはもうお酒が飲めるという。

子供の頃から稽古をしてきた彼らと、まさか酒を酌み交わす日が来るとは思わなんだ。

子供の成長のなんと早いことでしょう。

そんな日に巡り会えるとは、
生きててよかったと、しみじみ思うひと時でした。


さて
今年も所沢ミューズでは、8月21日より子供ワークショップを開催します。
7月末日までにお申し込みです。

初めての子供さんを中心に稽古しますので、
初めてでも安心して私達におあずけ下さい。
学校とは違った、体験が出来ると思います。
難しいことは致しません。
謡ったり、舞ったり、能面を見たり、楽しみながら、素朴な体験をしてもらおうと思っています。
最終日に能の鑑賞と体験発表があります。
是非、お子さんの成長をご覧いただきたいと思います。
なお、この催しは、beyond2020の認証事業になっています。
*beyond2020プログラムは日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムです。

詳しくは劇場まで→所沢ミューズ