所沢ミューズ能楽ワークショップが、今年も始まりました。
早いもので14年。
本ワーク、ブレワークを合わせれば累計800名以上の方々と「触れてみよう能の世界」と題してワークショップを通じて共に汗を流しながら能の紹介を重ねて来ました。

初日の昨日、小学三年だった子供たちが、立派な青年になって訪ねてきてくれました。
私の背をはるか越して見上げるようになってしまった青年たちが眩しかったです。

このワークショップは、立ち方やスリ足の一歩から練習を始めるので、一日夜まで指導をすると私の腿や脹脛もじんわり筋肉が震えてきます。
歳とは言いたくないのですが、14年前とは流石に私の身体も違うなと内心苦笑しながらの初日でした。

この大劇場も今年の暮れには改修工事で一年以上閉館致します。
思えばこの14年、この劇場と共に過ごして来たように思います。
嬉しい事楽しい事が沢山ありました。

そしていよいよ改修前最後のワークの夏を、劇場と関係者並びに参加して下さった全ての方に感謝を込めて勤めたいと思います。

今までで最高のワークにしたいと思います。

8月26日には、仕舞ワークショップの参加者の発表会が、公演一部に予定されてます。
参加者を美しい舞姿に整えてご披露したいと思っています。

また、今回の公演の解説講座では、会場の皆様にも謡曲の指導するなど、久しぶりに私がマイクを持とうかなと思っております。
 
能は小鍛冶を予定しております。

能楽堂とは違う音楽ホールでの催しですので、気軽にお越し下さいませ。

なお、劇場では、八月に行う子供能楽体験講座の参加者を募集してます。
謡いや仕舞を習うだけではなく、能面や装束や能のお話など、楽しみながら子供達と過ごします。
最終日は、学んだ事の発表や公演鑑賞がセットになっています。
子供達の貴重な夏のひと時を、是非、所沢ミューズでお過ごしいただきたいと思います。

詳細は劇場ホームページご覧下さいませ。