昨日は観世九皐会でした。
「淡路」という神能の後見と仕舞の地を勤めておりました。
公演が終わってしまいましたが、以前淡路のシテ、伊弉諾の神を祀った伊弉諾神宮に史跡巡りの旅で参詣した写真が出てきました。
親神様の神宮ですから、大変立派な神社でした。
ここで社中の人達と正式参拝をしたのが思い出されます。
実に美しい祝詞でした。
IMGP6195


その時のブログはこちら→クリック


来月の九皐会は、能「班女」と「鵜飼」です。
鵜飼は私がシテを勤めさせていただきます。
是非ご来場下さい。

山梨県石和川の鵜飼漁の鵜使いのお話。

禁漁区に忍び込んで鵜を使って漁をして、終に村人の私刑にあって沈められてしまう男の話。

人はやめろといわれても、どうしてもやめらないことがあるのかもしれません。

それを業というのかな。

この台本、現代的にやったとするとホラーな感じもあり夏向きなお話なんですが、能で演じると少し和らぎますね。怖さとは違う観どころが多いです。

前シテは
真っ暗闇に亡霊の持つ松明が人魂のように動きながらやってくるという登場なのですね。
今は照明の明るい能楽堂で演じますから怖くもないのですが、電気のない時代であれば、それだけでかなり薄気味悪かったことでしょう。

黒い鵜を音もなくぞろぞろと連れたずぶ濡れの男。(能ではもちろん鵜は実際に登場しないので、すべて観客の想像力にゆだねられます)

その男が語る自らの死に様の独白。

そして罪障懺悔の為に自らの業となった鵜使いの漁の様を見せる下りなど、見どころ多しです。


月や川や波や水音や水の匂いや鵜が想像出来たら、きっと面白いと思います。


最後に閻魔大王が出てきて意外な結末が待っていました。


この曲のシテは、鵜飼の老人と後半の閻魔王を一人二役にて上演します。

1時間ほどの演目なので観易いかと思います。

乞うご期待

お申込み お問い合わせは観世九皐会事務所まで→クリック
残席わずかです。よろしくお願いいたします。