申し合わせも終わりました。
とてもスッキリといい曲です。
ですが、それなりに時間が経過しているという不思議な曲です。


今回の後半は、白の舞衣にさせていただく事になりました。
面は、迷いましたが、私の印象では明るいイメージなので、あまり重苦しくない面を師匠と相談して選びました。

出で立ちは天冠をつけるせいか羽衣の装束に印象が近いかな。

曲目は、寺の名前そのままのタイトルで、当然宗教色が強いのですが、決して重苦しくなく、神々し荘厳な光の世界を描こうとした作者の意図を感じます。

魂の救済。

歌舞の菩薩。

すなわち歌や舞、芸能を通じて人々に喜びと救いをもたらす菩薩として後の場面で登場する和泉式部。

後半は曲舞、序の舞、切の舞と舞づくしです。
太鼓の演奏も入り、華やかな後段になると思います。

見る人が心地よく終われればなと思っています。



チケットの問い合わせは、矢来能楽堂03-3268-7311まで。