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本日は九皐会定例。
柏崎の後見と仕舞,
国栖。
柏崎は大曲で、後見も仕事が多く、中入りも短く、ここで装束を替え、更に舞台中央での物着という、装束替えもあり、後見はお客様の視線を背中に受けておシテ装束を替えるのです。
シテは最初からずっと出ずっぱりで、謡い通しで、後半は二段クセの舞通しとなる、とてもやり甲斐のある大曲。

新潟県発祥の遠藤家としては、ご当地柏崎は、子供のから祖父と海水浴に行ったりした馴染みある土地。いつかは舞台でやらないとなあという曲目なので、今回はよい勉強になりました。狂女物はどんどん展開するので面白いですね。

仕舞の国栖 (くず)は思い出のある曲で、この曲の子方が私の初役。
先代の喜之先生がおシテでした。
能では船の中に隠れるのですが、その船を被せられてあたりが暗くなった記憶があります。
今日は後シテ、蔵王権現の舞。
力が入りました。

蔵王権現像に見られる右手右足を上げて左手は腰に当てて憤怒の形相を見せるお姿が能の型に取り入れられています。もちろん実際の仏像とは少し違いますけど。扇を三鈷杵に見立てています。
右手は天の魔を粉砕し右足の蹴り上げは天地の間の魔を払い、そして左足は地の魔を踏みつける、悪魔降伏の姿だそうです。
正式には金剛蔵王権現だそうで、究極不滅の真理を現し、金剛界、胎蔵界を統べる王との意。名前からして強そうです。
能では、嵐山でも登場し、この右足を上げる型が出てきます。まさに蔵王権現の型なのですね。
その力にあやかりたいと思います。

体調もようやく万全に戻ってきまして結果的には食事やお酒に気をつけて7キロダイエット成功という凄いオマケ付きで身体が軽くなりました。
いよいよ体調管理に気を使う年齢になりましたね。
今度はリバウンドに気をつけねば。

本日は兄、和久の雲林院もありました。
濃い目の公演でしたが、いつもながら
ご来場賜りありがとうございました。
写真は、本日の駒井カメラマンよりの速報。感謝。