昨夜の公演も無事終わり明日は鎌倉能舞台定期公演「葵上」シテ中森貫太・佐久間二郎師で午前午後の二回公演です。明日は私が地頭を勤めさせていただきます。御存知源氏物語六条の御息所の生霊が葵上を襲う有名なくだりを能に描いた作品。美しくも恐ろしく、そし切ない女心が描かれています。どうぞお楽しみに。

そして明後日は九皐会定期公演。兄和久が「鵜飼」という密猟者の能を演じます。
禁猟区によなよな忍び込んで、鵜を使って魚を取っていた男が、見つけれて水に沈められてしまいます。その亡者が嬉々として鵜を使う様を見せるのが見所のひとつ。鵜ノ段といわれています。兄は、子供のころより釣りきちで、漁師とあだ名され程の腕前。その兄が舞う鵜の段はいかなるものか御期待下さい。ちなみに最後は地獄の鬼(閻魔)によって救われるとうストーリーで、シテは後の閻魔と鵜使いの2役を演じます。
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