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今日は、日曜日の「小督」の申し合わせでした。
少しさらり目になりすぎたので、もう少ししっかり呼吸を整えたいと思います。
仲国は、8月15日夜。十五夜。つまり中秋の名月の夜、必ず月見をしながら小督の局が琴を弾くと思い、その琴の調べと、唯一の手がかりである「嵯峨野の片折り戸したるところ」をヒントに局を探します。
片折り戸とは、田舎風の粗末な家にある、片開きの扉をさすようです。
以前に書きましたが、中秋の名月は年によって違うそうで、今年は10月6日。つまり季節にあわせるなら、この曲を演じるのには少し早いということになります。しかしまあ、そこはなかなか季節通りに曲を演じることが難しい現代。一足早い月見の宴を楽しんでいただきましょう。
月夜よし。古今集の歌からとったこの言葉で仲国が舞うのが、男舞。
今回は五段の舞をさせていただきます。
画像は、この曲のみに使う、片折戸の作り物。
小督が隠れ住んでいる住まいを、セットで表現します。
3間四方という限られた虚構の空間で、これだけの大きさのリアルなセットが出てくると、わかり易い反面、空間が逆に狭く感じる難しさがありますね。
面白い演出ではありますが。
この曲は、ワキが最初しか出てきません。
仲国がシテとワキ的な存在で、小督もまた、ツレとシテ的な要素のある存在という、現代劇に近い役のバランスという感じがします。
そのあたりもどうぞお楽しみ下さい。