昨日は秋川キララホールでの公演に参加。シテは中所宣夫師。鞍馬天狗白頭。平家の御曹司達の役で、始めに子方の花見稚児がぞろぞろと登場するこの曲は子供の日にぴったりの趣き。初めて舞台に上がる少年少女がなんともかわいらしいいのが、見せ場のひとつになっています。地元の小学1年生くらいからの子供達の元気一杯の晴れ姿でした。
ちなみに白頭(はくとう・しろがしら)とは小書き(特殊演出のなまえ)のことで、天狗のいでたちが白い毛の頭になり、位も重くなってどっしりとした演出で地謡にも緩急がつきます。面装束もそれにあった大天狗の風体になります。
昨日はGW中盤で車の移動が心配でしたが、生き帰りとも順調で緑多い秋川周辺のドライブが心地よかったです。さて今週は、横浜能楽堂での鎌倉能舞台公演と矢来能楽堂での九皐会定期公演と続きます。GWに是非お越し下さい。