能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

4月16日新潟りゆーとぴあ当日情報 追記

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公演が迫りましたが、
当日は劇場各ホールと、運動公園で催しがあり、当日満開予想の花見客とあわさって駐車場および近隣の道路の混雑が予想されます。
また、四時から隣接の音楽会館でコンサートがあり混雑が見込まれます。

車でお越しの方はお時間にどうぞご注意下さいませ。

よろしくお願い致します。

写真は先週まで新潟駅でインフォメーションされた公演予告。

なお、今回は予告写真とは違う、面装束になります。
もちろんいい意味で華やかになりました。
どうぞお楽しみに。

劇場ホームページにも駐車場関連案内出ました。
クリック→ココ
http://www.ryutopia.or.jp/information/news/3601/

4月16日 りゆーとびあ公演リハーサル終了。

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本日は、なんと5番の演目の能の申し合わせリハーサル。
9時半からスタートして間に能楽堂の消防訓練まであって、終わったの6時。
うち2番は来週の新潟りゆーとびあの遠藤兄弟シテ2番能の公演。
その二人静も、船弁慶も特殊演出なので、面白くなりそうです。

へ、へ、へ。

そして、チラシとは違うさらに素敵な面白い装束の取り合わせでやることになりました。
乞うご期待。
東京では見れないような二本立てになります。
さらに狂言の善竹十郎先生は、狂言2番のシテと、船弁慶の間という、3番狂言に挑みます。

私の出番は、二人静は、出ずっぱり。舞っぱなし。
船弁慶は、後半のシテで薙刀を振って義経、弁慶と格闘。

兄は、二人静で前半少し出て、また装束を変えて舞い、船弁慶では、前半ずっと出ずっぱりで盤渉序の舞を舞うので、気分的にはこっちの方がハードかも。


あと一週間しっかり調整して頑張ります。
是非ご来場下さい。

当日は新潟は、桜満開だそうです。
そちらもお楽しみに。

能のふるさと巡り番外編 桜島とUFO

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史跡巡り旅行中に、たまたまお弟子さんのIさんが撮影した写真に写っていたのは、どうも本物のUFO写真らしいというので、備忘録として拡大して再UPしておきます。
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櫻島というのは、UFO出現スポットとしては有名らしい。
この出会いをきっかけに、これからは史跡巡りに行ったら空も見上げるようになるだろう。
人智を超える実に不思議な出来事でありました。
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能のふるさと巡りの旅 1

先週のことになりますが、恒例の史跡巡りの旅に出ました。
社中有志と行く能楽史跡巡りの旅も、足掛け12年、今回で9回目になります。

発起人の一人、社中最長老はなんと米寿を迎えました。
今回は、米寿の祝いも兼ねて、長老の念願だった九州を目指すことに。
これで、北海道、本州、佐渡、四国、九州を一応踏破したことになります。
とはいえ、まだまだ訪れていない能の物語ゆかりの史跡は星の数ほどありますが。

さて九州といっても大変広いので、今回は観光を視野に入れて宮崎から南に行く事に。
まずは日向の国、景清ゆかりの場所から。

実は今回は私のスケジュールの都合でひと月前に日程が正式に決まり、しかもお彼岸、連休という事で参加者はいつもの3分の1。
あらら。
今回は急な事で誠にすみません。。

常連さんは、この旅の楽しさをよく知っているからね。
残念がられました。ごめんなさい。

それでリムジンバスからワンボックスのレンタカーに切り替えての、総勢6名の気ままな旅になりました。

朝7時に羽田空港に集まりまずは宮崎へ。
ここでばったり同じ便で宮崎に行く旧友に出会い、なんだか楽しい旅の予感。

予報は曇りでしたが現地は
天気は晴れ。でも意外にも少し肌寒い。
実は12年、この旅行は雨に当たったことがないのです。
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さてまず最初の目的地へ生目神社へむかいます。
かの景清が源氏の世の中を見たく無いと、両目を自ら抉った。その目を祀ったという伝説があります。
祭神は応神天皇と景清公。もともと目の平癒にご利益がある神社ということで、いささか眼の老いた私にはありがたい神社でした。
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幸い参拝客もいなかったので、巫女さんに旅の目的を告げて、景清の謡いの奉納を申し出ると快くどうぞといってもらえた。
例により独吟集を皆広げ、東京で稽古をした景清のキリの一節を唱和する。
もうこの12年、旅先で謡いを謡うにも慣れました。
御祭神の苦笑いが目に浮かぶようであった。
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その生目神社から車でほど近く、景清廟があった。廟の敷地内には景清公始め、能では景清と別れて帰ったはずの娘、人丸のお墓もあった。お参りし、ここでも謡いを供える。
知らない人にはお経に聞こえたかも(笑)
けっして上手とは言えない我々の謡いであるが、それでも謡いを謡うのはいいね。
スッとします。

廟の横には旅先で出会うと嬉しい、謡曲史跡保存会の立て看板がありました。
よくその一行の旅に同行していた亡き父、六郎も、きっとここに来ただろうと思うと感慨深かったです。

この後、宮崎では名の知れた郷土料理の店で昼食をとり、青島神社と鵜戸神宮に向かいます。
ここは能の玉井タマノイで知られる海彦山彦の神話の舞台。

ところが実際に行ってみると、連休のせいか神社までは車が入れず、停めれる駐車場から登り下りで往復一時間はかかるという。
米寿の長老にはいささか難儀だという事で、今回はスルー。
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青島は、周囲1、5キロの出島。そこから海岸沿いに、鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩の海岸線が続く。
それを見下ろしながら南下すると次の目的地鵜戸神宮があります。
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観光スポットとしても有名で、連休の為近くの駐車場に入れず、これまた断念。
今回は、玉井とはご縁がなかったなあ。またいずれ稽古を積んで出直すことに。

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さて、ここからはしばらく、海沿いをドライブ。
都井岬に、野生馬の放牧地がるというのでそこに向かう。
今回は、少人数だからじっくり楽しんでアバウトに行けるところに行けるのが楽しい。

馬といってもサラブレッドではなく、在来馬。小型の馬。足も短く小柄。
なんか可愛い。
源平の戦い頃、義経が乗っていたのはこんな馬かと思う。これなら急斜面も降りれそうだ。
草を食む馬たちが夕陽に映えて美しかったです。
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さて、初日の夜は熊本に宿を取っており、幹事の旧友が待っていてくれるので、一路熊本を目指す。
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日没の桜島を眺めながらフェリーに乗り、市内に入ったのは予定より一時間以上遅れてのことでした。
かくして遅い夕食となり、珍事もありながら、なんとか最後は熊本のホテルで眠りにつきました。
今回熊本で大変お世話になった幹事さんのお友達には、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

朝5時過ぎに家を出たという米寿の最長老が、この日深夜近くまで誰より元気だったのには本当に脱帽で、
尊敬を通り越して、もはや不思議、いや奇跡でありました。

続く

あれれ?
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最後の写真に写ってるのって。UFO???
(この写真は、同行のIさんが撮影したものです。)













三月九皐会備忘録

一昨日は九皐会定期公演でした。
ご来場ありがとうございました。
事前にアップし損ねたので、備忘録としてUPしておきます。

弘田さんの熊野と師匠の百万。
百万は永島さんと後見を勤めさせていただきました。
師匠、先輩との舞台はやっぱり気が引き締まりますね。

で、その前に私も仕舞、歌占キリ舞わせていただきました。

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写真は駒井さん提供より。神は上がらせ、と謡われるところですね。

翌日は朝8時半過ぎより宇宙一朝早い稽古能、善知鳥があり朝五時起き。シテのB君はなんと8時から装束をつけるというこれまた笑ってしまう早さ。
とはいえ、うちの一門は朝8時からの能の稽古はザラなので私達は全然平気なのでした。

と、一応備忘録でした。





新潟四月十六日公演のプレ講座終了

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新潟りゆーとびあ能楽堂で、兄の実演を交えて当日公演について90分喋り倒して参りました。

ご来場の皆様ありがとうございました。
とにかく当日観ていただきたいので、一生懸命話しましたが、少しでも伝わったらいいんですが。
是非お越しくださいね。

今日は、子方の義経を勤める小学三年の甥っ子も来ていて、会場前の一時間、みっちり本番の舞台でお稽古。
兄のとても厳しい稽古に、叔父の私はハラハラ。

なんか私の子供の頃の父、六郎の物凄く厳しい稽古を思い出しました。
間違えると、ほんとにおっかなかったんですよね(笑)

甥っ子はいつの間にか、我慢強い男の子に育っていて、今日、刃を合わせてみましたが、眼前に攻め込む私の切っ先に動じることなく構えるので叔父さんは嬉しくなりました。
とはいえ、、まだ小学三年生。
まだまだこれからですが、頑張ってくれたら嬉しいです。

終演後に、新潟日報さんの取材を受け、気がつけば甥っ子が話題の中心に。

皆様楽しみにしてくれているようで、ありがたい限りでした。

今回の公演は、兄が船弁慶の静御前と、二人静の静の霊を勤めるという連続公演の趣向。
しかも特殊演出での上演という、面白い試み。
また、甥っ子にとっては、父と叔父との初共演、
なかなか東京でも企画出来ない公演なので、力が入ります。

あと一月。チケットまだあります。
四月16日はりゆーとびあ前の公演の桜は満開日。
花見をして船弁慶を観るなんて贅沢な一日はいかがでしょうか。
お誘い合せてお越し下さいませ。
よろしくお願い致します。







貫井図書館講座終了

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天気良くて良かったです。
関係者の皆様お疲れ様でした。

新潟公演 出足好調

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今朝は、四月の新潟公演の舞台稽古を兄と始めました。
今回はちょっと、スペシャルな二人静と、船弁慶になります。
装束もチラシとは違う、さらに華やかな出で立ちに変更。
演出も、通常とは一味違う、演出でさせていただきます。
以前、師匠とさせていただいた時とも、坂君とした時とも違う二人静になると思います。

お陰様で切符も出足好調とか。
頑張ります。

追伸、三月四日、新潟能楽堂で事前講座開催します。
初めて見る方が楽しめるようなお話をしたいと思います。
詳しくは本チラシをご覧ください。

立春も過ぎ 謡い仕舞のお稽古したい方集まれ 練馬謡曲仕舞の会

はや2月。
今年も練馬区の図書館(貫井)で講座をいたしますが、宣伝をしようと思ったらすでに満席だそうで、受付終了したとのこと。
今更ここに書いてもなんですが、一応こんな事もしてますよとのご報告。

貫井図書館
毎回、図書館の方が企画練ってくださって、図書館にある謡本をテーマにお話しと簡単な体験をしております。
この図書館には江戸時代の謡本があるのですよね。

謡本とは、能の台本のこと。

これを謡うのが、室町時代くらいから庶民の習い事として流行しまして。
色々な謡本が、その時代から刷られたようなのです。

その謡本の古書が数十冊、貫井図書館にあり、
デジタルアーカイブになっていまして、それを紐解きながら能楽師の私が、能のお話やら謡やら摺り足やらの手ほどきをするという、面白しろそうな企画。

しかもこの図書館企画は、なんと無料なので、毎回募集と同時にあっという間に定員になるのであります。
というわけで今年もお招きいただきました。

今回は入れなかった方は、また、図書館にリクエストしてみるとよいかもです。

あと、練馬では、練馬能楽謡曲仕舞之会という練馬区の生涯学習団体に登録されている観世流の謡曲と仕舞の稽古場がありまして、もう20年以上続いています。
そこに私が毎月指導に伺っています。

3月に体験講座という形で、新規会員募集をいたします。
3月6日と13日
会場は練馬文化センター3F和室 1時始
この体験講座の参加費は1回1500円だそうです。


午後1時から1時間程度、謡や仕舞の手ほどきをいたします。
もちろん全くの初心者対象ですので、誰でも簡単に出来ます。
年齢制限も性別も特にありません。
やってみたいと思った人なら誰でもどうぞ。

とわいえ平日の昼間なので、働いている方は厳しいかな。

当日は私が手ほどきいたしますので、初めてみたい方がいたら気軽にご参加ください。
私に指導を受けられるチャンス!
なんて(笑)

申し込みは、練馬謡曲仕舞の会 
とのことですが、直接いらしても大丈夫かと思います。

このブログの右上の所の✉アイコンをクリックしてメールくだされば、私から会の方に連絡いたします。

謡とか仕舞って、なんだか大変そう難しそうといわれますが、高齢になってから始めるられるので、難しくはありません。

半年で完成とか上達!卒業!資格! みたいなすぐに成果を求める習い事ではないので、肩ひじ張らずにのんびりでも気長に続けていると、必ず上達しますし、いろんな知識や教養も身につくし、なにより程よい緊張感もあり、物を覚えたり、全身を動かしてすり足で舞ったり、大きな声を出したりと、日本の歴史の中で長く続いている稽古事は、やっぱり身心にいいことが多いように思います。


先日も社中の新年会があって、皆さんとても気持ちの入ったよい仕舞と謡を披露されてました。
勝ち負けを競うものでもなく、自分の中で前よりもちょと良くなる、声がよく出るようになってきたとか、節が気持ちよく謡えるようになったとか。体が少し思うように出来たとか、曲の理解が深まって気持ちが入ったとか、いろんな事に気配りが出来るようになって細やかになったとか、姿勢が良くなって型が身についてきたとか、少し技術が向上したとか。心が落ち着いてきたとか。
ま、そんなささやかな喜びの積み重ねがあるわけです。

で、こういうのがやっていて楽しいわけです。能のお稽古は。
本気で舞ったり謡ったりすると全身が震えるからね。

もしかしたら、能を観るよりも楽しいかも。

興味のある方は、一度覗いてみてください。







4月16日 りゅーとぴあ公演 チケット発売日



新潟公演のチケット発売日が、1月26日(木曜日)一般と迫りました。
また、りゅーとぴあの会員になると前日の25日(水曜日)から割引価格にて予約出来ます。
是非見に来てください。

昨日は横須賀芸術劇場公演でした。
大劇場ですね。
能は観世喜正師の草子洗小町。
そして、オープニングは横須賀恒例の神歌から。
神歌は、翁の素謡版です。
今回は大先輩の永島忠侈師が太夫たるシテを勤め、私が地頭を勤めさせていただきました。
素謡といっても神歌を謡う神聖さは、翁と変わらず、大変気が引き締まります。
我々にとって特別な演目です。
今年は元日から何度となく神歌を謡い聴き、その神聖な響きに浄められる思いがしておりました。

かつて能は、その1日の舞台は、まず翁から始まり、そして、それに続いて五番ほどの様々な能とその間に狂言が演じられていました。
この翁は、遡れば鎌倉時代までその伝統の系譜が繋がるといいます。

今日では、上演時間の都合や公演形式の変化に伴い、翁の上演は、お正月や、特別な催しの時に限られてきて、まさに別格な演目になりましたが、元々はまず、天下泰平、国土安穏の言霊が謡い込められ、豊作と子孫繁栄を祈り、神霊が降り立つ舞台から1日が始まったのです。
正月に門松を立てて歳神様をお迎えする慣習と同様に、とても日本的であり、能の原点と言えるものでもあります。

演劇としての公演で、翁や神歌があると、今の若い人は儀式的な感じがするかと思いますが、何百年と大事にしてきているものなので、観たことない方がいたら一度は観て欲しいと思います。


さて、表題の舞台もチケット発売です。
あっという間に今年も次々迫ってきました。日々是精進です。

今朝は服装学院の学生鑑賞会からスタートしました。
なんと60年以上続いているそうです。
装束に関するレクチャーを含め、日本の伝統芸が若い方の何かのヒントになれば嬉しいですね。





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