能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

すっかり日が経ちましたが松風公演 総括と御礼

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今月五日の松風公演のあと、ずっと舞台が続きましたが、先日、ようやく善竹十郎先生と反省会をしまして、松風公演を振り返りました。
うまく行った事とそうでない事を総括しました。
私の主催公演でしたので、舞台上のことだけでなく、公演全般について考える事の多かった今回でした。
反省もあるけれど、それを糧にまた頑張って下さいと、励ましのお言葉をいただきました。

ということで舞台上の松風について、終わって日も経ち記憶も薄れてきたのですが、私としては節目と感じた舞台でしたので備忘録として少し自分なりに書き残しておこうと思います。
長文ご容赦下さい。


演者としてはいつものことながら、ああ、あそこはもっとこうしたらよかった。とか、もっとそこはこう、あそこはこう。。と、あれこれと細かなことが気になるわけですが、
全体としてはスッキリ纏った方だと思う松風でした。

と申しましても、今回まとまったのは、人間国宝の亀井忠雄先生をはじめとするお囃子方と観世喜正師を地頭とした地謡陣の皆様のお力だろうと思います。

能は、6.7割は地謡と囃子で決まると申したりしますが、今回は松風村雨の語りや潮汲みの謡い以外は全編地謡が語ります。
また、登場時から松風の潮屋の語り以外は、お囃子の音と掛け声がずっとシンクロしてくるので、大変重要なわけです。

お囃子や地謡の響きや息や気が、波のように舞台に流れて、その満ち干きの中に立って、時には押され時には引かれる、そんな感覚でした。

私の思いを上手にすくってほころびを繕っていただいたと思います。
舞台は生もんですから、その時々のお互いのセッションのような生のやりとりがあるわけで、もう一度同じメンバーでやっても、違った松風になるわけで、良くも悪くもその時々が全てです。
最高のお囃子方との一期一会の貴重な舞台を経験をさせていただいた事が何よりの成果でした。

また今回は、動きが少ない前半の長丁場は、絵のように佇むので、姿が美しいに越したことはなく、面装束は美しい取り合わせで整いまして大いにに助けられたと思います。
拝借した同じ作者による若女と小面は、姉妹のようにどこか似た顔立ちで、松風の為に作られただけのことはあり、美しい面でした。
二人の海女の縫箔や初使いの長絹など最高の装束だったと思います。

また、前半の潮汲み車や松の立木など、松風ならではの作り物がなんとも美しく絶妙で、その後ろに立つ白い水衣を着た海女の姉妹と重なって絵のようです。
先人の美意識の素晴らしさをうかがい知ることができます。
その潮汲み車から紅段という絹の細い帯が紐のように伸びて松風が手にするのですが、この数センチの紐扱いで感じが変わるの為、神経を使います。
わずか、あと2センチ手を緩めればよかったかな。。とか、あとで思うわけです。

小道具一つとっても、とても重要なものなのですが、今回は枝振りの良い松を探して来て下さった宮崎園様に大感謝です。

ツレを演じてくれた佐久間君とは、背格好も近く共演することが多いのですが、立ち並ぶ姿が程よく、声の調子も近いので助けられました。
この日は、私は調子を高めにとりまして、そのまま最後まで行きましたが、後で音声を聞き直してみると、声に関しては、低い調子のやり様もあったのかなと、未だにあれこれ考えております。
持って生まれたものがあるので、悩ましいところです。
私が内弟子の頃聞いた、喜之師匠の高い調子の圧倒的に美しい謡い声が耳に残っていて、その声への永遠の憧れがあります。
しかし、私の父は観世寿夫先生に稽古を受けていたので低く強い調子の謡いの人で、その狭間で、どちらの様にも謡えず若い頃は悩んだものです。

今回、歌唱力がものを言う演目で私は高い調子で勝負したわけですが、自分としては良くもあり悪くもありと色々思うところがあります。

あらためて自分の声がどこから来たかと考えるきっかけにもなりました。
喜之師匠と父、私にとっての二人の師匠が原点であるのは間違いありません。
今後どう謡ってゆくかを考える上で重要なところでした。

松風村雨が涙にしおる場面は、全くお互い見えていないのですが、よく気持ちが揃っていたようで、僕が見えてたの?と佐久間君に後で聞いた程、今回は息が揃いました。シテの経験がある佐久間君だからこその事かと思います。

また、ワキの旅僧の野口君とは長年舞台を御一緒にさせていただいているので、とても自然に旅僧と向き合えました。
ワキ方にとっても、松風は難しい曲ですし、まず最初に観客を須磨の浦に誘うのはワキの重要な役目です。
そして、旅僧の弔いにひかれるように松風村雨は登場します。
やがて潮屋のクダリの後は、ワキは一句も語らずジッとシテを見守るのです。
最後にシテはワキに回向を頼んで消え失せ、全ては旅僧が見た幻となって終曲します。
ワキの見た幻を観客が同化して共有するのですね。
語らずにじっと座っているだけで存在を保つというのは実に難しい役です。
よい幻が見えたと良いのですが。

クセの謡いの中で松風が形見があるゆえに行平を忘れられずに苦悩し、一度、それならばと形見の長絹を手放す型があり、その際、衣から紐露が現れるようにするのが工夫です。
緋色の紐露は美しくもあり、心の内を見せる様でもあります。
それが視覚的な効果を生みます。
しかし、やはり松風は捨てることは出来ずに再び抱きしめる型があり、それが行平を抱きしめているようにも見えたりします。
型が染み込んでごく自然に気持ちが入って見えるといいわけです。
今回、初使いの長絹で少しまだ硬いので、うまくそう見えるかなと思っておりましたが、いかがだったでしょうか。

今回も師匠と奥川師に後見に入っていただいたので、細々とご用意いただき楽屋内ではお気遣いをいただき集中して舞台に入れました。
作り物を置くだけでも、数センチのズレが後に影響するので後見は気を遣います。
長丁場の舞台は装束着けや楽屋の流れの最初のズレが影響してしまうので物凄く神経を使うのです。
いつもながらの盤石のお後見で何の心配もなく舞台に上がれるのは実にありがたい限りでした。

この辺りは、なかなか実際にシテをやって舞台に立たないとお客様には有り難みがわからない感覚なのですけどね。本当に後見は大変です。

物着後の後半には、二つの舞が用意されていて、イロエ掛から入る中の舞とさらなる破の舞。
その日のシテの掛りを受けての舞になるのですが、松の立木が行平に見える程の恋慕の舞。
狂おしい思いが込められる破の舞は、松風の思いが上り詰めるような場面です。
という事で、形見の長絹と烏帽子を物着で身につけたあと、松の木立が行平に見えて徐々に気がかかるわけですが、その程が難しく、ここに演者のやりようの差が出るかと思います。
線の描き方が難しいところです。
演者としても深く気持ちが入るところです。
申合せで、三番目物の風情を逸脱しないようにとのご注意があり、心がけましたが、品と幽玄の風情を保ちつつ、なお狂乱の心を表すというは、なかなか。
ここがこの曲の一番の面白みであり、最も難しいところだろうと思います。
私は、まだまだ情念が強く角張っていて、丸みを帯びるにはなお数回の上演経験が必要かなと自分では思いました。
そして二つ目の舞。
破の舞については申合せで相談があり、より思いがはっきりと出るような寸法に収まりました。
かくして後半は松風の思いが舞台に溢れます。
そして、夜明けと共に終曲。全ては幻となり、舞台常座で拍子を踏んで留めました。


今回、須磨漂流と題して、行平そして業平、光源氏と、ゆかりある人達の登場する仕舞や狂言など、企画公演ならではの番組が組めましたこと、ご出演の皆様に感謝しております。

また、善竹十郎先生には、特別な事をお願いしまして、お助けいただいて誠にありがたい限りでした。
今回、狂言の浦人と能の間狂言の浦人の二役を演じた大二郎さんでしたが、それぞれに狂言と能を自ずと演じ分けているようでした。
名もなき浦人にも物語があるという感じが出ていればと思います。
実際とても面白い狂言でした。

最後になりますが、ご来場の皆様をはじめ、この公演にご後援、御尽力いただきました全ての皆様には、格別ななるご高配を賜り、心よりの感謝と御礼を申し上げます。

誠にありがとうございました。

遠藤喜久の会としては、まだ次回の予定は決めておりません。
毎回、大曲を手がけてきたわけですが、これからどこに向かうか、少しゆっくりあれこれ思案したいと思っております。

今月は自分の舞台のあと、すでに8公演ほど同門の舞台や定期公演、学校公演などで経過して、ぼちぼち書いていたものをようやくまとめた次第。
長々と書きました。ご容赦下さい。

今年は学校公演などもあり12月も忙しく舞台があるので、頑張って勤めたいと思います。
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。



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青森に行ってました。

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日曜の松風公演の夜から青森に移動しまして、青森県内の学校公演に参加していました。
本日は青森県立八戸聾学校での文化庁学校公演鎌倉能舞台チーム。

松風の余韻を味わうは間も無く小鍛冶の三公演が済み東京に戻ります。
そして九皐会定期の申合せと本番。鎌倉能舞台の横浜公演、谷行の申合せ、皐風会小島君の野宮の申合せと本番が続きます。
さすがに秋はタイトです。

松風の感想も少しづつ届き、須磨漂流の公演全体として、楽しめたとのお言葉をいただいたりすると、少し安堵します。

また、ご批判ご批評、ご注意などあれば是非お寄せ下さいませ。
どうぞよろしくお願いします。


青森はシャツ一枚で過ごせるほど暖かでびっくりしました。
すでに紅葉が終わっていて、今回は散策の余裕もなく帰京です。

さあ、帰ってまた稽古だ。
いやその前に片付けだ(笑)










御礼 遠藤喜久の会

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本日は、遠藤喜久の会にご来場賜りまして誠にありがとうございました。
無事になんとか終わりました。

須磨漂流と題した須磨に因んだ演目の公演でしたが、如何でしたでしょうか。

善竹先生親子による新作狂言も上々の評判で、先生方のご熱演に感謝申し上げます。
チラシにも当日番組にも書いていない結末でした(笑)
どんでん返しは、知らないで見た方が楽しいからね。というわけで、本邦初公開。
もしかしたら本日、一度限りの贅沢な狂言でした。


松風は、どうでしたかねえ。

演者としては、この曲はとにかく、しんどい。
謡ってもても、舞っても、また次の段がやってくるのですね。そして、気持ち的にはどんどん恋に狂って行く。

恋ってなんなんでしょうねえ。

今日は上演時間的にはテンポよく行きましたが、なんと難しい演目だろうと、改めて思った次第。

ともかくもご覧いただき本当にありがとうございました。関係者の皆様にも厚く御礼申し上げます。

本日も晴天で、本当に天気に恵まれてありがたかったです。


感謝。


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渡辺国茂さんからも写真届きました。
チラシ裏の上村松園さんの絵の場面。
能ではこんな感じですかね。



昨日の玄関花
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喜久謡会社中、石山社中石山裕雅様から
舞台に華を添えていただきました。
誠にありがとうございました。

松が来ました

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日曜日公演の為の松が届きました。
今回は手に入らないかもと、やや諦め気味だったので、嬉しいです。
ありがとうございました。
全容は当日のお楽しみ。

松風のチケットは、カンフェテイからは、引き上げました。
残すは当日券です。
当日券ありますので、当日10時以降、矢来能楽堂にお電話ください。
電03(3268)7311です。

いよいよ近づきました 松風 準備着々

本日も矢来で学生能。松風まであと催し一個といよいよ迫りました。

今日はツレの佐久間君と最終の稽古をして確認。ほぼほぼ固まりましたね。

作り物の塩汲み車の位置とか紐の長さとか、立ち位置とかの細かな相談とか色々と謡や型以外のことも松風は多いのです。
大曲です。

面装束も出揃いました。

幽玄みの強い曲なので、古めかしい彩色の薄い装束を好まれる方もいらっしゃいますが、師匠にあれこれ細かく選んでいただきまして今回はかなり華やかな取り合わせで行くことに決定。

もともと海女の装束は、上に白い水衣を着なくてはいけないので、その下に着る物はほんの少ししか見えないのですが、そこに贅を尽くしました。
赤地の縫箔という絹装束がね。フフフなのです。

長絹も女姿には、初披露のもの。フフフ。

ファッションショーではないのですが、これは当日が楽しみになりました。

馬子にも衣装(笑)


松風のチケットも残り数えるほどになってきました。まだ数えられますが(笑)

よろしければ是非、日曜日お出ましください。

チケットは矢来能楽堂。
03(3268)7311。
土曜日は休みですので、明日までですね。
当日券もありそうですので、当日は朝10時以降直前にお問い合わせください。
宜しくお願い致します。



11月5日 松風 申合せリハーサル終了

本日、5日公演の松風の申合せ(リハーサル)が終了。


例により終演後、沢山のご注意やアドバイスをいただき、これを少しでも咀嚼して当日は加筆修正して臨みたいと思います。
ちょっとした事でも人に言われないと自分では気づかない事や、再確認出来るが沢山あります。

今日は今日として、本番のつもりでアクセルを目一杯踏んでみて、それがどうかというところで色々感じることがありました。

喜之師匠や地頭の喜正師匠やそうそうたるお囃子の師匠方にご意見をいただきありがたい限りです。

後は本番で私としてどう舞台が作れるかというところだと思います。


松風は、先日の2時間近い誓願寺より上演時間は短いのですが、シテが一度出たら出ずっぱりという点で、シテが舞台上にいる時間は長い。
なおかつ膨大な謡いの量といい質といい、囃子との絡みといい、ツレの村雨を演じる佐久間君と同吟といい、二度の舞といい、演者としては難所続きなのです。
そういうわけで口伝伝承の多い習い事とされているのですね。

私としては今出来ることをやるしかないわけですが、とにかく精一杯努めたいと思います。


今日は、九皐会の上越公演があり、終わって休む間も無く新潟に移動でした。

このところ各地を移動慣れしているせいか、意外と近いと感じた新潟。
新幹線ってホントに便利。楽チン♪

というわけで帰りの新幹線からの投稿でした。本日も無事に終了。ありがとうございました。

なお11月5日の松風チケットのお申込み問合せは、矢来能楽堂☎️03-3268-7311まで。

宜しくお願い致します。



新作狂言 拝見

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11月5日の松風公演も迫って来ました。 今日は、善竹十郎先生の稽古場にお邪魔して、公演当日に初演する新作狂言の稽古を拝見しました。 目の前1メートルで狂言を見るのは初めてで、しかも私一人のかぶりつきなので緊張してしまいました。 そもそも松風の海女乙女達が恋をする行平という人は、能の中には登場してこないので、彼にについての間語り的な狂言とか、解説者の解説とは違った何かが出来ないかなあと大二郎さんに相談したところ、十郎先生が出演下さることになり、話は大きく展開。 いろいろ考えてくださり話はどんどん膨らんで、私の手を離れて二人で演じる25分程の面白い狂言作品に仕上がっておりました。 今回は私が最初につけた仮題がそのままタイトルになりましたが、これはもうタイトルを変えてもいいかも。 一体どんな作品か。 台本と型が定まったとうかがい、 公演当日は、装束着けに入るので舞台を見れない主催者の私としては一度は実際に拝見したいとお願いして稽古場にお邪魔した次第。 いや〜。 これ結構大作じゃないのかな。 十郎先生の独断場。 いろいろ台本に仕掛けがあってクスクスしてしまいます。 十郎先生がやるとなんでも面白くなってしまうのね。 ネタバレになるのでこれ以上書くのやめました。 是非実際のお舞台をご覧ください。 初めて狂言を見る人にも面白く見れるだろうし、狂言をよく見る人には、わかる遊びがしてあって須磨の浦の世界観も伝わると思います。 今回限りにするには勿体無いと思いました。 お客様の反応は如何に。 まずは本邦初演。 乞うご期待 松風が負けないように頑張らねば。。大変だ。 チケットの問い合わせは、 矢来能楽堂03-3268-7311まで。 宜しくお願い致します。

あと二週間 松風 遠藤喜久の会 11月5日 日曜日

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今日は週末日曜日に行われる永島充君の鉢木申合せ。
これ、もう10年以上前に第1回遠藤喜久の会で上演した思い出深い名曲。
学生の頃、父の鉢木を客席で見て凄く感激した曲でした。第1回の時に、これを是非にと勉強させていただいた思い出があります。
いざ鎌倉!の出世物語です。
能面をかけない能の面白さがあります。
まだ席があるそうなので、観たい方は矢来能楽堂へお問い合わせください。

さて、私の公演もあと二週間と迫りました。トランプ大統領来日と重なります。
もちろん能を見に来こられるわけではありませんが(笑)

今日は、私の会で狂言を勤める善竹 大二郎さんが来ていたので、その日で上演する新作狂言の話をうかがいました。

これは、能に登場する間狂言の浦人が、その役で狂言に登場する設定です。
今回の公演の為に書き下ろしていただきました。
故にスピンオフ新作狂言としたわけです。

能 松風の前振りとしての内容もあり、他の狂言曲のパロディにもなってたりして、なんか面白ろそうです。
十郎先生と稽古しながら台本を更新しているそうです。
お忙しい中に誠にありがたいことです。

公演当日私は装束着けに入っていて、作品を通して見ることができないので、主催者として近々通し稽古を拝見させていただくことになりました。

またその模様はご報告しますね。

さてチケットですが、正面席は埋まってきました。
ワキ正面、中正面のチケットがございます。

よろしければ是非お越しください。
チケットお問い合わせは、
矢来能楽堂電話☎️03(3268)7311まで。
インターネットはこちら矢来能楽堂



京丹後。良いところでした。チーム九皐会

本日は京丹後市の網野町での学校公演。
本日のシテは鈴木啓吾君。
これでこちら方面のシリーズは終了。
四日間で千名を超える生徒さんに能狂言を鑑賞いただき、また、能、狂言、囃子の体験ワークショップを通じて日本の芸能の魅力について理解を深めていただきました。

今回の九皐会チームに参加していただいた演者の皆さんは、皆様、現役バリバリなので、公演のスケジュールを縫うようにして参加いただき、一緒懸命指導していただいたり演じていただいたりと、日頃舞台に真剣に向き合っているからこその熱い思いが、子供達に充分に伝わっている気がしました。

どの学校も生徒さん達の学習態度や鑑賞態度が素晴らしく、私たちもそれに応えようと夢中になってやれたように思います。良い能楽教室になりました。
今回は、公演運営責任者として事前ワークショップから関わってきた身として、環境を整えてくださった学校関係者の方に深く感謝したいと思います。

東京の公演を中心に動いている私としては、こちらにこんなにゆっくりいることは初めてでしたが、とっても良いところでした。
また来れたらいいなと思います。

ありがとうございました。

土蜘蛛 2 文化庁巡回公演

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文化庁の学校公演三日目。チーム九皐会は、本日は舞鶴市の小学校の明倫小と福井小の合同開催で、体育館のアリーナは400名以上の生徒さんと先生方でびっしり。
ステージに舞台を組んでの公演でした。


蜘蛛の巣を放つ度にアリーナから歓声が上がり、子供たちが乗り出して見てくれるのがわかりました。今日もうまくいったようでよかったです。

そのほか、狂言の舞台や、お囃子と狂言の体験も、子供達が大きな声で盛り上がってくれたので、きっと楽しい能楽教室になったのではないかと思います。


土蜘蛛のシテは今日で無事終わり。
先週からシテの舞台が続きましたので、ちょっと一安心。
これで次は来月十一月五日の矢来能楽堂での松風(まつかぜ)のシテですね。
そっちは長丁場出づっぱりの舞台なんで心身共に頑張らなくっちゃ。

本日の写真は、森常好さん、常太郎さん、御厨さんの頼光四天王組と久田さん、原岡さん、沢田さんのお囃子の方々。ありがとうございました。
((転載及び無断借用はご容赦下さいませ)

*松風公演のチケットのお問い合わせは、観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)事務所まで。電話📞03-3268-7311

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