能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

連休でしたが

今日で連休も終わりですが、今年もゆっくり出来ず
本日は、母の四十九日で長岡へ。
早いもので慌ただしく過ごしているうちに、あっという間に時が過ぎました。
今日は天気が心配でしたが滞りなく済みました。
無事に浄土に到着することを願うばかりです。

改めまして皆々様のご厚情心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

はや今週末は九皐会の五月定例公演。
これまた大曲、長山師の大原御幸の副地に入ります。
翌日月曜日は、先日ご案内した水戯庵の三公演のシテと続きますので、体調を整えがら勤めたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします。


子供の日

昨日は大阪大槻能楽堂で長山耕三君の松風。
2年前から取り組んでいた舞台との事で
その成果がよく出ていました。
松風は昔から名曲と言われるますが、なんといっても大曲で、演じるシテだけでなく地謡後見囃子楽屋働きにいたるまで皆大変神経を使う演目です。
私は、後見に入りましたが、装束着けは勿論ですが、作り物の位置取りは数センチのズレも許されませんし、舞台上での物着や、装束の仕込みなど、細々とした伝承や工夫があり、緻密に計算された演出の舞台です。
開演二時間前から張り詰めておりましたので、反省多々ありますが終わりましてホッとております。

今日は、午前中から新宿区の花伝舎で、子供の日にちなんだ伝統芸能イベントに参加。
子供達に色々な芸能を体験してもらう企画で、能のクラスは満員御礼で、舞の演技や仮面の演技についてのレクチャーや体験で、大変盛り上がりました。
子供達の中に、能は敷居の高いものでなくて楽しいものだという記憶が残ってくれたら嬉しいです。





令和も無事にスタート

令和最初の舞台は、恒例の五月連休に行われる鎌倉能舞台での公演。
相変わらず帰りは凄い観光客で市内の道路も渋滞なので駅まで30分歩いて帰りました。鎌倉駅のホームも落ちそうなほど人であふれてました。

本日は二公演あり、後見をさせていただきましたが、滞りなく済みまして令和も無事スタートです。

祝 令和元年

令和元年スタート。
誠におめでとうございます。

天下泰平 国土安穏を祈念いたします。

そして、良い時代になるように気合を入れて走りたいと思います。


令和元年の初夢は、何故か朝からタコ焼きを焼く夢(笑)
何故だ〜。
でも上手に焼けて目が覚めた。
楽しい令和の始まりでした。






代沢芸術祭

今日は代沢芸術祭ということで、下北沢が盛り上がっています。
佐久間君が日頃稽古しています北澤八幡神社で奉納があり、お参りがてらお手伝いに来ました。
ということで佐久間君の写真をUP。今日も頑張ってますね。
平成最期の舞台でした。
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平成最後を飾る九皐会別会御礼 

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本日は、国立能楽堂にて、観世九皐会の特別公演でした。
桑田君の安宅の初演と中森健之介君の石橋の初演でした。能の世界では、どちらも重習の大曲で、こういう曲の初演を、「披き」といって、とても大事にしております。
私は、安宅の同山という山伏役で最年長出演。
先輩方が山伏役を卒業しまして、私もあと何回やれるかなあという年齢になりましたが、亡父がよく言っておりました「歳を取ったら若い人にはない引き出しがあるものさ」というやつを使って頑張ってみました(笑)

ともかくも、次世代を担う二人が頑張りまして、超満員のお客様をお迎えして無事終演しました。

本日は、石橋の中森君のおめでたい記念扇で皆勤めさせていただきましたので、記念にUPいたします。
ご来場誠にありがとうございました。


日本橋水戯庵出演

先月に続き、5月13日月曜日に日本橋のパワースポット、水戯庵に出演することになりました。
この日は、私が杜若を舞う予定です。
お勧めは時間的にも夜かな。
友達とおしゃべりしながら開演を待ち、ドリンク飲みながら舞台を見て、それからゆったりと良い雰囲気で食事をしながら、色んな話が出来ると思います。
そんな空間です。
食事がゆったり出来るので、日頃、能楽や伝統芸能に興味のないお友達を誘って来ると、きっと喜ばれると思います。
是非、お誘い合わせてお越し下さい。

関係者の方は、私に是非ご連絡下さい。

伊豆るぞ嬉しかりける

喜久謡会社中会員の伊豆にある別荘で謡い勉強会の春合宿をする事になり、男性会員有志と6名でマイカー二台に分乗して、ちょっとした史跡巡りを兼ねた小旅行に出かけました。


伊豆は、何と言っても源頼朝関連の謡曲史跡が多いので、どこに行っても楽しいです。

今回の勉強会のテーマ曲は、「七騎落」と「小袖蘇我」の2曲。
ただ稽古だけでは勿体ないと、史跡巡りを織り込むことにしました。

東京から東名高速道路を抜けて小田原厚木道路から、まずは小田原の石橋山古戦場を目指します。
最高の晴天で、渋滞もなく石橋山古戦場に到着。

1180年。
頼朝は平家打倒を掲げて挙兵し、伊豆目代の山木氏を倒し戦いの狼煙を上げますが、平家軍と石橋山で対峙。
やがて戦いになり七騎落にも謡われる岡崎義実の嫡男、佐奈田与一はここで討死。
頼朝軍は大敗を喫し、湯河原、箱根へと落ち延び、やがて真鶴から千葉へと船出するのです。

石橋山古戦場駐車場のすぐ上に、与一を祀った佐奈田霊社があり、偶然にもご住職様がお迎え下さり、我々の旅の目的などを打ち解けてお話しするうちに、芸能者の方がここに来て奉納されたりしますよとのお話。ではせっかくなので我々も謡曲を奉納させていただこうということになり、七騎落の謡いを堂内ご神前にて皆で奉納。

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霊社の目の前は海。ここから房総が望める。

その後、与一の事や神仏習合のままの霊社の事など、面白いお話しをうかがって、思わぬ出会いに一同おおいに喜んだのでした。
ここは喉に霊験あらたかな霊社として知られ、声を仕事にする人もよく訪れるとの事。佐奈田飴も売っています。私も当然求めました。
ご住職には、ご親切にしてただき、誠にありがとうございました。
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それから真鶴に向かい海風の爽やかに吹き抜ける海岸道路を走って、磯料理の岩忠さんで昼食。
料理が出来るまですぐ近くの謡坂を散策。
ここは土肥実平が難を逃れて喜びの謡を歌って舞ったとの伝承史跡があります。今は車が普通に通る坂道です。
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もちろんノンアルコールです。
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簡単に済ませようと頼んだ天丼が巨大でびっくり!
このサイズは人生初。
美味しかったです。
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岩海岸の石板
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岩忠さんのすぐ下に、岩海岸があり、そこから頼朝が千葉房総へ船出したと言われています。
石版を見つけました。

すでに三時を過ぎ、スタートから奉納と史跡探訪とお食事で満腹。
一路河津の合宿地に進路を取りました。
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この日は、到着して休む間も無く謡いの稽古をみっちりして、近所の踊り子会館温泉に浸かり、夕食は海の幸に舌鼓を打ち、コトンと眠りに落ちました。

翌日は鶯の声を聞きながら遅めの朝食をいただき、今回の旅の目的のひとつであります河津神社で謡いを謡う為に、小袖蘇我の謡曲の朝練からスタート。
昨日の佐奈田霊社のご利益か、朝から皆の声が響き渡ります。
すると鶯が負けじとホー法華経と、名調子に囃してくれます。
爽やかな朝でした。

お昼になり帰り支度を済ませ近所の川津神社へ向かいます。
この八幡神社は、曽我兄弟とその父・河津三郎祐泰を祀った神社です。この地は河津三郎祐泰の館跡とのこと。
写真手前左側、お相撲の上手と言われた川津三郎が力石でトレーニングしている姿。右側は曽我兄弟。
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私の社中の謡曲史跡巡りの旅は、行く先々で関連した謡いを、その場で謡うことが多く、大抵は前日のようにどうぞ謡って下さいと言われ、「謡いは、いいですねえ!」と喜ばれます。
これも良き伝統を繋いでくださった先人のお陰です。
状況により寸法を詰めて小謡程度にすれば、せいぜい30秒から2分程度と長くもなく、近隣にご迷惑をかける事もなく充分に楽しめます。
着物を着て行くときもありますが、旅先なので洋服の時も多いです。
始めた頃は恥ずかしがっていた皆も、行く先々で喜んでいただけるので、最近は自信を持って謡います。
そしてさらに上達するという好循環です。
これも謡曲のひとつの楽しみ方ではないでしょうか。

河津神社は小さな社殿で関係者が近くにいらっしゃらないようだったので、近隣に配慮して控えめに奉納してお詣りをして旅の目的を果たしました。
蘇我兄弟の舞台は何度もさせていただいたので、お参りが叶い嬉しかったです。

お昼は地元のお蕎麦屋さんで、桜えびのお蕎麦。
これまた美味しかったです。
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帰りは、渋滞を避け伊豆スカイラインを駆け抜けて新緑を堪能して帰京しました。走行距離往復350キロ。

久しぶりのロングドライブでしたが、天気に恵まれて充実した楽しい勉強会になりました。
御同行の皆様お疲れ様でした。
合宿所をお貸しいただいたK様には、厚く御礼申し上げます。

また是非参りましょう!






贅沢 水戯庵

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今日は水戯庵でした。
これ1万円のお席からの景色。
いやなんと優雅な空間でしょ。
多分皆さんが想像するより素敵です(笑)
今日はgoogleの360度撮影も入り、ポージングに苦労しました。何分もじっとしてるのって結構大変なのです。

ここで誰かの観たいなあ。
社中で貸し切ってみようかな。
想像するだに楽しい。
皆さん行きましょうよ(笑)

あ、来月は里神楽の石山社中来るんだ!
是非!

ちょっと訂正水戯庵

先日告知させていただきましてが、午前中は、囃子は入らないそうです。ごめんなさい。一応お知らせまで。

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