明日は緑泉会定例会納会
葛城大和舞と船弁慶前後ノ替
大和舞は神楽の譜が短くなって型が変わり装束や作り物も少し変わり白い雪のイメージがより強調されます。
前後ノ替は静御前の舞が少し変わり、後シテの出囃子の演奏が謡出の後になるという演出で、後シテの型も少し変わります。
明日は土車という遠い曲(上演頻度の少ない曲)の仕舞もあります。
深草の少将(例の通小町に出てくる男と同姓同名。別人と翻訳書にあります)が妻に先立たれ、幼子を捨てて出家して旅に出てしまう。(凄い親父です)。
養育係の小次郎は、幼子とふたり、物狂いの遊芸者に身をやつして、主君を捜す旅に出ます。それは人が集まる所で芸を見せれば、会える可能性が高まるとの思いからで、土を運ぶ車に幼子を乗せて旅する姿は、子連れ狼を彷彿とさせるものがあります。
さて出家者が立ち寄るだろうと二人は善光寺に向かいます。
賑わいを見せる寺の前で小次郎は物狂の舞を舞うのです。
この場面が仕舞の舞どころになっています。案の定、主君深草はその様を見ていました。そして物語はその後クライマックスに向かいます。 男物狂いには高野物狂などがありますが、男の直面の役で物狂い。しかも男という役は難しいのです。顔の表情で演技をしない能独特の表現の難しさがあります。
明日で年内出演する定期公演は終了です。 あといくつか催しを残すだけとなりました。もうひとふんばりです。
葛城大和舞と船弁慶前後ノ替
大和舞は神楽の譜が短くなって型が変わり装束や作り物も少し変わり白い雪のイメージがより強調されます。
前後ノ替は静御前の舞が少し変わり、後シテの出囃子の演奏が謡出の後になるという演出で、後シテの型も少し変わります。
明日は土車という遠い曲(上演頻度の少ない曲)の仕舞もあります。
深草の少将(例の通小町に出てくる男と同姓同名。別人と翻訳書にあります)が妻に先立たれ、幼子を捨てて出家して旅に出てしまう。(凄い親父です)。
養育係の小次郎は、幼子とふたり、物狂いの遊芸者に身をやつして、主君を捜す旅に出ます。それは人が集まる所で芸を見せれば、会える可能性が高まるとの思いからで、土を運ぶ車に幼子を乗せて旅する姿は、子連れ狼を彷彿とさせるものがあります。
さて出家者が立ち寄るだろうと二人は善光寺に向かいます。
賑わいを見せる寺の前で小次郎は物狂の舞を舞うのです。
この場面が仕舞の舞どころになっています。案の定、主君深草はその様を見ていました。そして物語はその後クライマックスに向かいます。 男物狂いには高野物狂などがありますが、男の直面の役で物狂い。しかも男という役は難しいのです。顔の表情で演技をしない能独特の表現の難しさがあります。
明日で年内出演する定期公演は終了です。 あといくつか催しを残すだけとなりました。もうひとふんばりです。