能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

5月3日の鎌倉能舞台 千手 公演中止について

5月3日に鎌倉能舞台さんで行われる予定でした、能を知る会。
私が千手のシテを勤める予定でしたが、コロナウイルスの感染拡大を受けて、この日の公演の中止の連絡をいただきました。
チケットをお持ちの方は、主催の鎌倉能舞台様にお問い合わせ下さい。
鎌倉能舞台ホームページ→リンク

誠に残念。
またの機会に。

雑誌 観世4月号

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月刊紙 観世の4月号の巻頭写真に、流儀の諸先生に混じって、九皐会からからは弘田さんと小島君と私の葛城大和舞の写真を掲載して頭きました。
誠に光栄です。
その他為になる記事満載ですので、是非ご購読下さい。





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本年5月24日(日曜日)に、神楽坂矢来能楽堂にて、第九回遠藤喜久の会を

「源氏物語 生け花のある能 半蔀 立花供養(はじとみりっかくよう)」と題して

催させていただきます。


公演は、まだ少し先ですが、どうぞご予定下さいませ。

本年は、亡き父、六郎の七回忌にあたり、また、母の一周忌と重なりましたので、
~亡き父母に捧ぐ~と、チラシにも入れさせていただきました。
他向けの舞台になればと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



*コロナウイルス等の国内事情により、変更が生じる場合は、

このブログ・ホームページにて、ご案内いたします。




チケットのお申込みは、

矢来能楽堂観世九皐会事務所 3月16日11時~

03‐3268‐7311(土日祝日休み 留守電有 夕方5時迄)

又は

矢来能楽堂ホームページサイトより申込

矢来チケット クリックjump!



又は

カンフェティチケットセンターより購入 3月16日11時~

Confetti[カンフェティ]

Confetti(カンフェティ)・・・お得な公演チケットサイト

WEB予約 http://confetti-web.com/ 電話予約 カンフェティチケットセンター 0120-240-540(受付時間 平日10:00~18:00)
≪WEB予約の注意事項≫

・ご予約前に、お得な公演チケットサイト「カンフェティ」への会員登録(無料)が必要となります。

・セブン-イレブンへの発券手数料がかかります。

≪電話予約の注意事項≫

・払込票番号を予約時にお伝えしますのでメモをご用意ください。

・お電話でのご予約の場合、会員登録は不要です。※カンフェティポイントは付きません。

・予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブン-イレブンのレジまでお持ちください。



今回、父の七回忌が5月でして、また、母の一周忌でもありまして、父母への手向けの気持ちで、半蔀・立花供養という特別な曲を、源氏物語を題材した作品の仕舞と合わせて企画公演の形で上演させていただきます。
華道家の横井先生とご一緒するのも、本当に久しぶり。15年ぶりかな。
その時は、劇中能という当時新しいスタイルの劇場公演で、大竹を50本以上使った壮大な花のオブジェの舞台美術に作ってくださった。父がこの時、玄宗皇帝役でご一緒しているのです。
「美しき夏の夜の幻」というタイトルでした。
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その時に、横井先生が、いつか立花を生けたいとリクエストされて。
いやいやそんな特別な曲、父なら出来るかもしれませんが、私にはとても無理ですよと。
何十年もかかりますよと。
それが今回、こんな形で実現するとは。

この公演で、全編をストリーテラーの役で共演していただいたのが、今回ご出演予定の善竹十郎先生。
いろんなご縁と教えをいただいた公演でした。またご一緒出来て嬉しいです。





立て膝の話 

NHK大河ドラマの麒麟がくるの能楽シーンに、同門の坂君が出ているというので最近楽しみに観ています。
で、このドラマ、女性が座る時、立て膝をする演出なのでオヤと思いました。
なぜなら、室町時代より伝統を受け継ぐ能の世界に出てくる女性の座り方は、舞台上、この立て膝が一般的だからです。
能の世界ではごく普通の事ですが、あまりテレビでは見かけないので、ほーっ珍しいなと感心。
この立て膝は、折敷なんて言い方もします。


能に登場する役の座り方は、この片膝か、安座(あんざ)
安座というのは、現代のあぐらに少し形が似ていますが、お尻は床ではなく足の上に乗せます。

正座というのは、能の役の演技では、あまりないかな。極稀に膝を崩す型の時くらいでしょうか。

狂言の方ではありますね。

地謡方や後見、また床几から降りた囃子方は正座です。


また、この立て膝の座り方は、男性の役でも通常は立て膝です。
稀に安座になります。

今回のドラマ、当時の時代考証でそうしたとの記事を見ましたが、この座り方、実は15分も座ってると、とてもキツい。
姿勢を保つのも、足に体重がのるのも、結構筋肉に負担がかかります。
また、右足の甲に体重が乗るので人により豆やタコ出来たりします。
また、この立て膝にも、どっかりと座ったり、腰を浮かし気味に座ったりと、人により役により、やり方があります。

テレビを観ていると、女優さんが、長時間の撮影でそれなりに苦しいと思うけど、本番のシーンで、スッと立たれるので、さすがだなと思いました。
一年もやっていたら、能舞台でも格好良く座れるようになると思います。

家で試しにやってみるとわかるけど、姿よく30分座るのは大変。
特に女性の役は、膝を大きく割らずに座るので、筋力も必要です。
で、足が長い人の方が大変かも。
今の若い現代人向きとは言い難いです。

能では、ワキの役者さんが、この座り方が普通で、1時間以上座って、スッと立ったりすると、心の中で拍手です。
それ位キツい。装束の重さもありますから、かなりの負荷です。
ワキの役者さんは、片膝座りのプロなので、普通の正座の方が痺れるという人もいますね。

若い頃は、シテ(主役)のツレの役で、大曲になると1時間以上、じっと座って動かない役も多く。足や腰、背中の筋肉がバンバンに張って、また痺れた足でスッと立って帰るのが大変だったのを思い出します。
痺れてよろけようものなら、大恥なので、もうその瞬間は、気合(笑)

観る機会があったら、是非ご覧ください。

能楽は、はるか昔のこのドラマの時代以前から行われていて、今に受け継がれています。
その火を絶やさないようにしたいですね。

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本年5月24日(日曜日)に、神楽坂矢来能楽堂にて、第九回遠藤喜久の会を

「源氏物語 生け花のある能 半蔀 立花供養(はじとみりっかくよう)」と題して

催させていただきます。


公演は、まだ少し先ですが、どうぞご予定下さいませ。

本年は、亡き父、六郎の七回忌にあたり、また、母の一周忌と重なりましたので、
~亡き父母に捧ぐ~と、チラシにも入れさせていただきました。
他向けの舞台になればと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



*コロナウイルス等の国内事情により、変更が生じる場合は、

このブログ・ホームページにて、ご案内いたします。




チケットのお申込みは、

矢来能楽堂観世九皐会事務所 3月16日11時~

03‐3268‐7311(土日祝日休み 留守電有 夕方5時迄)

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・払込票番号を予約時にお伝えしますのでメモをご用意ください。

・お電話でのご予約の場合、会員登録は不要です。※カンフェティポイントは付きません。

・予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブン-イレブンのレジまでお持ちください。



今回、父の七回忌が5月でして、また、母の一周忌でもありまして、父母への手向けの気持ちで、半蔀・立花供養という特別な曲を、源氏物語を題材した作品の仕舞と合わせて企画公演の形で上演させていただきます。
華道家の横井先生とご一緒するのも、本当に久しぶり。15年ぶりかな。
その時は、劇中能という当時新しいスタイルの劇場公演で、大竹を50本以上使った壮大な花のオブジェの舞台美術に作ってくださった。父がこの時、玄宗皇帝役でご一緒しているのです。
「美しき夏の夜の幻」というタイトルでした。
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その時に、横井先生が、いつか立花を生けたいとリクエストされて。
いやいやそんな特別な曲、父なら出来るかもしれませんが、私にはとても無理ですよと。
何十年もかかりますよと。
それが今回、こんな形で実現するとは。

この公演で、全編をストリーテラーの役で共演していただいたのが、今回ご出演予定の善竹十郎先生。
いろんなご縁と教えをいただいた公演でした。またご一緒出来て嬉しいです。





3月16日申込受付開始 半蔀 立花供養 矢来能楽堂5月24日

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本年5月24日(日曜日)に、神楽坂矢来能楽堂にて、第九回遠藤喜久の会を

「源氏物語 生け花のある能 半蔀 立花供養(はじとみりっかくよう)」と題して

催させていただきます。


チケット発売は3月16日(月)11時からを予定しております。
公演は、まだ少し先ですが、どうぞご予定下さいませ。

本年は、亡き父、六郎の七回忌にあたり、また、母の一周忌と重なりましたので、
~亡き父母に捧ぐ~と、チラシにも入れさせていただきました。
   どうぞよろしくお願い申し上げます。



*コロナウイルス等の国内事情により、変更が生じる場合は、

このブログ・ホームページにて、ご案内いたします。




チケットのお申込みは、

矢来能楽堂観世九皐会事務所 3月16日11時~

03‐3268‐7311(土日祝日休み 留守電有 夕方5時迄)

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・払込票番号を予約時にお伝えしますのでメモをご用意ください。

・お電話でのご予約の場合、会員登録は不要です。※カンフェティポイントは付きません。

・予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブン-イレブンのレジまでお持ちください。



今回、父の七回忌が5月でして、また、母の一周忌でもありまして、父母への手向けの気持ちで、半蔀・立花供養という特別な曲を、源氏物語を題材した作品の仕舞と合わせて企画公演の形で上演させていただきます。
華道家の横井先生とご一緒するのも、本当に久しぶり。15年ぶりかな。
その時は、劇中能という当時新しいスタイルの劇場公演で、大竹を50本以上使った壮大な花のオブジェの舞台美術に作ってくださった。父がこの時、玄宗皇帝役でご一緒しているのです。
「美しき夏の夜の幻」というタイトルでした。
hanamai0

その時に、横井先生が、いつか立花を生けたいとリクエストされて。
いやいやそんな特別な曲、父なら出来るかもしれませんが、私にはとても無理ですよと。
何十年もかかりますよと。
それが今回、こんな形で実現するとは。

この公演で、全編をストリーテラーの役で共演していただいたのが、今回ご出演予定の善竹十郎先生。
いろんなご縁と教えをいただいた公演でした。またご一緒出来て嬉しいです。

5月24日 生け花のある能 半蔀立花供養告知 盛久延期 更新

*当初本日3月8日に予定されていました、観世九皐会3月の定期公演は、先日お伝えした通りコロナウイルス感染拡大防止の観点により6月6日(土曜日)に延期になりました。楽しみにしていただいた皆様には、誠に申し訳ありませんが、世の状況が落ち着きませんので、6月に再チャレンジtという事になりました。是非、6月に観に来てくださいませ。
今日の東京は雨。6月は晴れるといいですね。
そのころには安心して見れるようになっていて欲しいです。
詳細は、観世九皐会ホームページをご覧ください→観世九皐会ホームページへリンク

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盛久の公演が延期になり、なんだかとても変な感じ。緊張感が途切れてしまいポッカリしました。
熟成期間が延びて違った味わいの舞台になるように思います。
その時々なのが生の舞台の面白いところです。さらに良くなるよう努めます。

予定通りに行けば、5月は大忙しで、3日に鎌倉能舞台さんで「千手」叡曲のシテ、24日に矢来能楽堂で生け花のある能「半蔀」立花供養、そして6月6日に「盛久」と、3番もシテの舞台が続きます。
それぞれ、女性の現在能、女性の夢幻能、男の現在能(直面)と、ジャンルと味わいが違うのですが、稽古をしていると、だんだんと自分の中にいろんな役が入ってきてまして、多重人格のような感じ。
引き出しの広がる5月6月です。
3つとも是非シリーズでご覧いただき、同じ演者がどう演じ分けられるか、違いをお楽しみいただけたらと思います。


さて、日々いろんな情報がテレビで入りますが、情報番組は憶測が多くて、逆に不安になりますね。
厚生労働省のホームページに憶測のない情報が日々UPされているので、それを見た方が分かりやすい気がします。

いろんな事を疑いだすとキリがないです。わからない事は、わからない。と思います。
「いや疑いは人間にあり」という、羽衣の天人のセリフを思い浮かびます。
とにかく衛生管理をきちんとして、乗り切りましょう。

さて、5月には、無事に公演が出来ることを祈りつつ、5月24日公演のチラシをUPさせていただきました。
コロナ騒ぎの前にチラシが出来ておりまして、カンフェティや矢来能楽堂事務所の受付開始は、
3月16日に発売開始と印刷されております。

今のところ最初の予定通りに3月16日受付開始のまま、今週の状況をみて判断させていただきます。
電話でのご予約は、矢来能楽堂九皐会事務所03‐3268‐7311が、良いかと思います。
またカンフェティ観劇ポータルサイトでも、16日より取扱いが開始されます。

春には収束に向かうとありがたいですね。
発売日を含め、国内事情により変更があればこのブログ、ホームページ上でお知らせしますね。

今回、父の七回忌が5月でして、また、母の一周忌でもありまして、父母への手向けの気持ちで、半蔀・立花供養という特別な曲を、源氏物語を題材した作品の仕舞と合わせて企画公演の形で上演させていただきます。
華道家の横井先生とご一緒するのも、本当に久しぶり。15年ぶりかな。
その時は、劇中能という当時新しいスタイルの劇場公演で、大竹を50本以上使った壮大な花のオブジェの舞台美術に作ってくださった。父がこの時、玄宗皇帝役でご一緒しているのです。
「美しき夏の夜の幻」というタイトルでした。
hanamai0

その時に、横井先生が、いつか立花を生けたいとリクエストされて。
いやいやそんな特別な曲、父なら出来るかもしれませんが、私にはとても無理ですよと。
何十年もかかりますよと。
それが今回、こんな形で実現するとは。

この公演で、全編をストリーテラーの役で共演していただいたのが、今回ご出演予定の善竹十郎先生。
いろんなご縁と教えをいただいた公演でした。またご一緒出来て嬉しいです。



さて、先行き不透明といいつつ、先々の舞台の稽古は日々重ねていかないと突然パッとは出来ないので、今は粛々と稽古をしながら時を待ちたいと思います。
平穏な日常が一日も早く戻る事を願います。

春休み

来週のシテの盛久の舞台が六月六日延期になり、今週は社中の稽古もなくなり、今日は矢来の蔵の片付けを皆でして、ぽっかりと春休みになりました。

こんなのは、震災以来です。

昨年、社中の幹事さんから、日頃私の休みが無さ過ぎるので、思い切って春頃にひと月社中の稽古を休んで、休息を取ってみたらどうですかと、ご提案を受けていたのですが。

私が稽古しないとみんなも思い切り鈍るからなー(笑)と。
結局休みは取らないことにしたのですけれど。
思いがけず、お休みをいただきました。

テレビをつけると不安なニュースは多いですが、呆け呆けと、うたた寝してるだけでも楽しくなってきました。
遊びには行けなくたって
いいね。短い春休み。

ようやく家の片付けが出来そうです。

でも皆様、
くれぐれも声と身体が鈍らないようにね。
1日一舞、一謡。

って、私のことか(笑)


春になれば、順延した公演も入ってきて、また当分休みが無くなりますからね。
ちょっとひとやすみ。と。


☆お知らせ☆
三月の九皐会定期公演は、コロナウイルスの感染拡大予防のため、延期となりました。

以下九皐会公式ホームページをご覧下さい。
観世九皐会ホームページ

緊急告知公演延期について

今週末の観世九皐会若竹能 及び、三月の九皐会定期公演は、コロナウイルスの感染拡大予防のため、本日延期を決定し発表しました。

以下公式ホームページをご覧下さい。
観世九皐会

大変な事態になってきました。
国立劇場をはじめ、軒並み公演の延期や中止の流れが、あっという間に広がりました。
今週は、高齢者の多い社中稽古も軒並み延期繰延になりましたし、まずは冷静に理性と知性と良心を失わずに対処したいと思います。

都内のターミナル駅は数百万人が毎日利用するわけで、なかなか簡単に感染拡大を防げる話でもないかと思いますが、皆各自協力して予防を心がけて、徐々にこの未知のウイルスを封じ込めるしかないかと思います。
もう少しこの新型ウイルスの特性がわかるといいですね。医療関係者の研究に期待しています。
ともかくも出来る事をしながら気をつけましょう。


私が来週シテを勤める予定だった盛久は、一月に稽古能をしてますから、6月6日に順延となりまして、半年がかりの舞台となります。
さらにじっくり稽古を積んで、盛久を勤めたいと思いますので、あと三か月、どうぞ楽しみにして待っていて下さいませ。
宜しくお願いします。

また、九皐会に来られる予定のご知友の方がいらっしゃれば、延期情報の拡散をお願いいたします。

お客様には、ご迷惑、お手数、ご面倒をおかけすることになり、誠に申し訳ありません。
何卒宜しくお願い申し上げます。



現実逃避の力

事務仕事が山積みになったり、本番が近づいて緊張して来ると、私の場合、決まって小道具をいじり出す。
舞台に使う物を作ってみたり、修理を始めるのだ。

そのお陰で極く稀に傑作が生まれる時もある。
先日アップした数珠は、もともと漂白された白房だったが、それを生成りの白と浅黄に染めた。

しかし、稽古をしながら姿見を見ると何となくしっくり来ない。
少し優しい色なのだ。

盛久ならば茶か紺か、はたまた紫か?
盛久の信仰心と覚悟と立場をそこに少し出せないものか。

しかしこの先の他の曲で使うこともあるし、当日の装束との取り合わせもあるので、どうしたものかと思っていたが、やはりもう少し濃い色が盛久には良いだろうと、現実逃避の始まりで色染めに再トライ。

自分の持物なので、こだわり出すと結構しつこい。
ちなみに正絹の房は、水につけてはいけないと房を買った時の注意書きが入っていたので、真似しないでね。

さて一発勝負。。
おお。なんかいい色に染まってしまった。。


気を良くして、稽古に使っいた派手な欝金地の経巻の裏地緞子もバラして染める。
おお。
これ本番用に行けるのかも。
経巻は本来紙巻だから、掛け軸のように裏地は地味な物なのだが、この曲の舞台用となると経巻を読む場面が見せ場となる。自然観客はその裏地を眺めることになる。そういうものだといわれればそれまでだが、霊験あらたかな観音経が何より大事なので、その経巻にも、もう一工夫あっても良いのではと思っていた。

数珠も、盛久の信仰心を象徴する持ち物で、装束念珠という、古い様式のものを、舞台用に待ち手を使い易くして使っている。これも演者により様々だ。

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というわけで、今回は染色マスターに。

もとの黄色の緞子に紺を掛け合わせるとご覧の通り織部色に。それに細工して総裏の巻物の完成。
これに金泥で観音経を書きつければ、まさに本物の観音経経巻なわけだが、それは実際には書かない。
能に使う、文や書は基本無地のものを使う。
なので私だけが読めるように心に念写する。
稽古用にしては上手く出来たので、本番でも使うかもしれない。

それにしても、この現実逃避の集中力をもっと社会の為に役立てれば、少しは人様のお役に立てるのではないと思う時がある。が、なかなかそう都合よく発動しない。

まだ本番まで日があるので、結局どんな小道具や、装束を使うことになるのか。それも楽しみ。乞うご期待。

さあ道草し過ぎた。稽古稽古。汗。

このところ何処に行っても風邪とウイルスの猛威が気になるこの頃です。
病院に行くのさえ心配なこの頃。
咳一つで人が振り向くので、空咳も出来ない。

観世音菩薩様の念波観音力で、ウイルス退散を願うばかり。

観音様のお力を書き示したこの経文。

観世音菩薩普門品第二十五

是非ネットで翻訳をご検索下さい。
頼もしいですよ。
またYouTubeには、実際にお坊様が読経していたり、音楽になっていたり、身近に親しめる時代になりました。
ご参考までに。

三月のこの公演。まだチケットあるようです。
是非矢来能楽堂へお越し下さい。
この曲、能面をかけずに素顔で演じるので、それも一つの見どころかも。ちょっと現代劇のような感じに物語が進行します。

詳しくは観世九皐会ホームページへ。→九皐会


盛久 念珠

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さて三月の定期公演での盛久に向けて、少しづつ緊張感が出て来ました。
頼んであった新しい数珠が出来上がって来たので、それに少し手を加えました。
まあ、本来数珠の玉数は、108とか、色々細かく決まっているわけですが、これは舞台用に多少略式にして色々使い易くしてあります。
玉を大きくすると108個では、二連にして持つ能の持ち方では、大きすぎるのですね。かと言って小さい玉だと女性的な感じになりますし、今回は少し大きめな玉で作りました。
房の色は、こちらの要望の色がなかなか手に入らないので生成りの白と、薄緑に染めました。
もう少し薄く染めたかったのだけど、発色が良すぎました。ま、房だけ変えることは出来るので、使ってみて様子を見ます、

結構演者の皆さんは、数珠持ちが多くて、マイ数珠を持ってる人多いです。
数珠マニア?
気にする人は、こういう仏具は色々あるので、稽古もあるし自分のがいいわけです。
うちにも祖父や父の使ったものや、私の作ったものなど、いくつかありますが、今回の少し大きい仕立てのは初めて。
今年は、10月公演の自然居士でも使えそう。
やはり本水晶と翡翠を使って職人さんが作ってますから、舞台用とはいえ全く本物であります。
これで観音経を唱えれば無敵。

というわけで、是非三月九皐会に実物をご覧にお出まし下さい。

何といっても、師匠喜之先生の吉野天人揃いがメインイベントにありますので、華やかな舞台をお楽しみいただけると思います。

チケット発売中です。詳しくは観世九皐会ホームページへ。



身代わり参詣に感謝

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昨日は、以前このブログにも書きましたが、上野寛永寺の清水観音堂の年に一度の秘仏ご開帳の日。

毎年初午の日の1日だけ秘仏を公開しているという事で、なぜそれが初午の日かというと、この秘仏には伝承があり、来月三月九皐会定期公演で私がシテを勤めます盛久が、京都清水に納めたものが、その秘仏であるというものです。

盛久が由比ヶ浜で処刑になる時に、観音経の言葉にあるように
念彼観音力刀尋段段壊
と、奇跡が起きて盛久は助かったのが、牛の年、牛の日、牛の刻。
その時に盛久が納めた観音像が身代わりに倒れたと伝承にあります。それが巡り巡って上野に渡ったのご、その秘仏であるという伝承です。
それに因みご開帳は、年に一度の初午の日の法楽の日の1日だけ行われていまます。

昨日は、来月の舞台の前にそのお参りをとても楽しみにしておりましたが、急な諸事情で伺えなく残念に思っていました。

ところが同門の鈴木君が、身代わり観音様に、私の代わりに、身代わりのお参りをして来ましたよーと。お札やお守りもいただいて来て下さって。
感謝感激大感謝。さすが鈴木先生。
持つべきものは良き兄弟弟子。
というわけで、来月の舞台頑張らなくては。
心して臨みたいと思います。

しっかし、このところ観音経に親しんできたせいか、色々ご利益あるやうな気のするこの頃。
奇跡の力かも。ありがたや。

皆様にも御加護がありますように。


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