能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

九皐会初会 御礼

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カメラマンの駒井さんから速報が来ました。
本日は九皐会初会にて、兄、和久の翁の披きがあり、私は千歳を勤めました。
(私の写真ばかりですみません)
今日は小鼓の田辺さんも披きでしたし(写真右手).、私も何度かしているとはいえ、20年ぶり位の千歳で、お互いに大変緊張感がありました。
さすがに若い役者が勤めることの多い千歳をやるのは、年齢的にはこの先もうないかなと思い、今回は年末年明けから徐々ですが潔斎モードななり、飲食制限をしたり例年になく慎んで臨みました。

精進潔斎とか別火潔斎とかいいますが、
我々は行事や舞台や稽古もありますから、神主さんのように長期にお籠りしての潔斎や、厳しい生活制限は現実的には難しいのですが、神事の名残を残すこの曲の時は、各自、身を清めたり、別火をしたり、心身を慎んで当日の舞台にのぞみます。

数日の事ですが、テレビや音楽とも離れ、静けさというものを久しぶりに感じました。

潔斎というと宗教関係の方は、仏式の方は、食事も肉魚や酒も全てダメとか厳しい様ですが、翁は神事能ですから、神式よりではないかと思います。
これについては家々の心得があるようです。
要は、心身を清らかにして天下泰平を祈るということが肝要であろうと思います。
まして翁の太夫は、神降ろしを、舞台でするわけですから言わずもがなですね。
翁に関しては、神事と芸の融合した大変特別なもの。能にして能にあらずと云われるとおりだと思います。
というわけで、ここでは書けない細々とした手順があっての本番でした。

年明けからいつもとは違う数日を過ごし、ようやく舞台も終わりホッといたしました。

これが済むと、いわゆる精進落としということになるわけで、食事制限を外してリバウンドしない様に気をつけたいと思います(笑)。

今年は、四月にまた兄とコンビを組んで大役を努めます。

そのお知らせはまた次回に。

ともかくも本日はありがとうございました。

トップの写真、酉年っぽいね。

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あけましておめでとうございます

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皆様あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

お年始は、矢来能楽堂よりスタート。
能の家は、神歌を謡って新しい年が始まります。
神事能たる「翁」の謡いである神歌には天下泰平 国土安穏の言葉があり、祝詞と同じなのですね。
本年は、お天気も良く気持ちよく新年が始まりました。

今年も皆様にとって、安穏で泰平な日々でありますように。



今年も一年ありがとうございました。

皆様今年も一年ありがとうございました。
ようやく大掃除も終わって、歳神様をお迎えする準備も整いました。

今年は1月に体調を壊して肝を冷やしましたが、それからは用心したおかげで、大病もせず風邪らしい風邪もひかず、例年になく健康に一年を過ごせました。

また、5月には父、六郎の三回忌追善会を国立能楽堂でさせていただき、社中始め皆様にご支援賜りました事、改めて御礼申し上げます。

また、恒例の所沢ミューズワークショップやリレー公演、九皐会定例や鎌倉能舞台定例、国立能楽堂の催しなど、今年は例年以上に多くの舞台に立たせていただきました。

そして、文化庁の学校公演に参加させていただき、北から南まで多くの学校に行かせていただいたのは、実に楽しい思い出となりました。

あれだけハードな日々で、風邪ひとつひかなかったのは、案外忙しいのが性に合っているのかと思った程です。

その先々で伊勢神宮、岩清水八幡宮、出雲大社、熊野速玉神社、厳島神社など多くの能楽にゆかりある神社仏閣を参詣する事が出来たのは楽しい思い出となりました。
思い出してみると、殆どどこもパワースポットと言われるところ。
そのお陰で風邪を引かなかったのは、まさに神仏の加護としか言いようがありません。どこに行っても手を合わせていた一年でした。

2017年新春は、観世九皐会一月初会にて、兄が翁の太夫を勤め、私も20年ぶり位に千歳を勤め露払いをいたします。この千歳、もしかすると今回一門の最年長記録更新か?というほど、歳の若い役者が勤める事が多いわけですが、ひとつ気合を入れて勤めたいと思います。よろしくお願いいたします。

今年も皆様のお陰で無事に一年を終える事が出来ました。
本当にありがとうございました。
明年もまた、皆様にとって良き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。


2016年大晦日

新潟りゆーとびあ公演情報up

来年4月16日日曜日に行われる新潟りゆーとびあの公演情報がりゆーとびあホームージに正式に上がりました。
先週、私のホームージに最新動画を先行配信始めましたが、こちらにもリンクしました。
是非ご覧ください。そして、是非観に来て下さいませ。

今年は関係者の協力を得て随分沢山の動画を制作しましたが、今後はさらにこの流れが加速する事でしょうね。


りゆーとびあホームージ


新潟公演については、これから沢山書きますが、1月26日はチケット発売が始まります。
不思議な巡り合わせで今年に続いて、来年も兄弟二番能をすることになりました。
来年1月は、九皐会で兄の翁の初演に私が千才を二十数年振りに勤めますし、それに続いて二人でやることになりました。
力合わせて頑張りたいと思います。
よろしくお願いします。

九皐会納会

あっという間に12月が来て、本日納会でした。
この一年九皐会定期公演を観に来てくださった皆さん本当にどうもありがとうございました。

新春は、兄、和久の翁から一年が始まります。私も20年ぶりくらいの千才で露払いをいたします。
明年もよろしくお願いします。

1月九皐会

さて、今年はこれで終われるはずもなく、あと、7、8本舞台があります。
師走頑張りたいと思います。

大阪出張

今週は文化庁主催の学生能で大阪出張だったのです。
で、例によりご近所の能楽史跡を訪れました。
まずは、先日弱法師を舞ったばかりのk君が、四天王寺にお礼参りに行きたいというので、同行して久しぶりの参詣。
謡いに謡われる石の鳥居が特徴的で、ここから海の方を見ると彼岸の中日に夕日が沈むわけです。
その丸いお日様を心に思い、西方極楽浄土を思い描いて感じるのが、日想感というわけです。
今、改修工事中でしたが、とにかく広い境内を散策して弱法師気分を味わってきました。
此処に来ると能楽師は必ずやるのが、石の鳥居にぶつかる仕草。私も昔やりました。私の亡父もやったそうです。ま、役作りとしてどんな感じか知りたいわけですね、
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本当は右側なんだけど、施行を待つ人がいたので左に。
一生懸命ぶつかるk君でした。
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でもって、心あてなる陽に向かいて東門を、拝み波阿弥陀仏の型どころ。
人通りがないので、稽古を始めました。
というか、公演前にやらないとね(笑)
境内には他にも謡いに出て来る史跡が其処此処にあり、能楽ファンには必見の名所でした。

講演旅行2

このところ出張が続きまして、今度は紀伊半島に行ってきました。
名古屋から伊勢へ、そこから時計回りに熊野の方へ下りて、さらに最南端の串本を周り、最後はぐるり紀伊半島を上がって関西空港から戻りました。どんだけ移動したのやら。
折角の機会なので先々で能楽関連の史跡の神社に立ち寄り参詣。まさに諸国一見の能楽師。
今回伊勢神宮下宮、内宮に立ち寄れたのはとても良かった。
特に、朝6時前に早起きして内宮の鳥居から朝日が昇るのを拝めたのは感動的でした。
まさに天照大御神様のパワーを感じました。

行く先々に神話時代の名残があって、信仰が息づいていました。八百万の神々に祈れる日本人って幸せだなあ、ありがたいなあと思った次第。

名古屋といえば味噌カツ。駅にある名店で初めてがっつり食べました。
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下宮 次の遷宮を待つお宮
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内宮夜明け前
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内宮の夜明け
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花巌神社
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神事の綱
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熊野速玉神社
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最南端串本 弘法大師と天邪鬼の伝説のある橋杭岩
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暖かい海風の空
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戻って東京の寒さにビックリ。

公演旅行

文化庁の学校公演の為、東北に公演旅行でした。
野山に囲まれてどこも素敵な景色でした。
東京に戻って、ビルと人混みと騒音に今更ながら驚くばかり。便利で活気はあるけどね。ちょっとスローライフに憧れますね。
ま、当分無理だけど。

風力発電 秋田
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鳥海山
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姫神山
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鐘楼 盛岡
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烏帽子岩
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盛岡城址公園の紅葉
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初雪紅葉
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南部鉄瓶。驚きの値段で諦め。
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皐風会さん、お世話になった皆様、ご同行の皆様もありがとうございました。
さて、いざ東京。

彩翔亭講座終了

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本日は晴天なり。
ご来場ありがとうございました。
沢山お集まりいただき懐かしい顔にも会えて嬉しかったです。

追記
所沢喜久謡会は、只今新規会員募集中です。
月二回は、私が稽古に伺っています。
私が行かない時も集まって自主練もされたりと熱心な稽古場ですから、充実した謡い、仕舞の稽古が出来ると思います。
blogサイトの右にあるリンク先で、私のホームページから、お問い合わせ下されば、会の方に取り次ぎますね。
気軽にお問い合わせください。
昨日もお仲間が増えたようです。
嬉しいですね。
ここは団体稽古なので、気軽に参加出来ますので、そこが魅力ですね。是非ご一緒に楽しみましょう。




告知

彩翔亭201611-3


恒例の11月3日の所沢航空公園内、茶室の催し。
今回は、能の台本を謡う、謡いを中心に、秋の名曲「紅葉狩」を皆で謡って楽しもうという気軽な催し。
例により、鑑賞の手引きや仕舞の実演なんていうこともしながら、秋の庭園を散策した後に、喫茶でお茶を飲んでくつろいで、それから能のお話や、謡の体験を面白おかしくしていただけたらと思ってっています。


「時雨を急ぐ紅葉狩り♪」 入門曲ですし、これから謡いを習ってみようという人には、ぴったりの曲目。
艶っぽい節回しもあって、謡えると楽しいです。

能は古語だし、難解だって云うけれど、自分で謡えると面白んだよね。
音階や規則に人間を合わせたり、そのソプラノ出せない人はそのパート駄目とかは、ないのがいいところで、もちろん、決まりや節もリズムもあるのですけどね。呼吸や心臓のリズムや気持ちに添って謡うのが、とても人間的だなと思っています。決まりはあるけど、その時その時、生まれてゆく感じがあって。
息が音になって体に響いて、それが外に伝わって行くと気持ちいいものです。
ま、だから何百年も続いているのでしょうが。
日頃大きな声をさせない人も、一緒に大いに声を出してみましょう。


全席椅子になったようですし、畏まらずに、こじんまりとした感じの会場ですし、遠藤と膝突き合わせてお茶飲み話を聞く感じでいらしていただければと思います。
今回は謡いですし、男性陣の参加も大いにお待ちしております。

資料用意しますので、手ぶらでお越しくださいませ。





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