能楽夜ばなし

能楽師遠藤喜久の日常と能のお話

再び西へ

このところ出張ついてまして、日曜日、九皐会の国栖の地謡が終わりまして、公演後に佐世保に行きました。
長崎まで飛んで、そこからバスに乗り、着いたのは夜中の12時近く。
結構遠くて乗り継ぎ入れて6時間かかりました。
佐世保は駅前が港なんですね。
外国の観光船が入港していました。

翌朝さらに本土最西端にほど近い学校に車で移動してレクチャー。
そして、今日は嬉野温泉のある町の学校で300名にレクチャー。
少しでも能楽の魅力が伝わったら嬉しいです。

今回は長距離移動になりましたが、どこもプライベートで来たい景色の良い所ばかりで楽しかっです。

帰り道、休憩に寄った所は、なんと海岸沿いの無人駅?で、ホームからの景観は鉄道マニアなら絶対一度はその目で見たい所だと思いました。
千綿チワタと駅名が書いてありました。

美しい景色と、素敵な子供達に出逢えて遠くまで来た甲斐があった出張でした。
出会った皆様、ありがとうこざいました。

明日からまた、横浜、東京と舞台と稽古が続きますが、美味しい空気と景観と本場の長崎皿うどんで英気を養ったので、バッチリ。かも(笑)





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沖縄は夏の終わり

鹿児島 沖縄に出張してきました。
沖縄は、まだ夏の終わりの暖かさで夜も半袖で過ごせました。
大都会那覇市内泊まりなので、いわゆるリゾートな雰囲気ではないのですが、天気も良く11月とは思えない夏の終わりの青空でした。

出張の楽しみのご当地ラーメンめぐり。
これは趣味というわけでないんだけど、疲れて食欲がない時、短時間でちょこっと食べるには最適なわけで。
鹿児島ラーメンと豚肉の乗った沖縄ソーキそばと沖縄ラーメンをしっかり食べて納得。

このところずっと休みがないので、那覇の海辺を散歩して、ほっと一息つけたのが幸せでした。

帰りの飛行機から今月の九皐会の演目、俊寛の流刑地の候補地の一つ、喜界ヶ島を空撮。

伝説の鬼界ヶ島が、もしここであるならまさに都から離れた絶海の孤島。
空からだと向こうに奄美大島が見えます。
船を作ればそこまでは、もしかしたらいけるかもと思ったりして。
どうでしょう。
俊寛が流された島は、硫黄島や、ほかにいくつか候補地があるそうですが、はてさて真実は如何に。
機会があれば、島々の史跡巡りに行きたいものです。

さて今月は九皐会にて桑田君がシテを勤めます能 国栖(くず)の地頭をさせていただきます。
壬申の乱をテーマにした作品です。
吉野山の国栖の里のお話。飛行機の航路から外れていたので空撮は出来ず。代わりに富士山を撮っておきました。

国栖は、私が50年近く前に初めて子方をした曲。隠れる場面は印象が強かったのか記憶があります。

場面転換の多い演目なので、皆々力を合わせて心して謡いたいと思います。
よろしければ是非お越しください。

例により出張の仕事中の写真はないのでした。


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那覇市内

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沖縄 ソーキそば 全部のせ

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喜界島
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冠雪の富士山




恋の舞

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本日は鎌倉能舞台さんで、杜若を勤めさせていただきました。
恋之舞という素敵なネーミングの小書(特殊演出)でした。
特殊な笛が入り、シテは橋がかかりで水鏡の型が入ります。装束に真の太刀という白の鮫肌の柄の唐鍔に金の梨地の鞘の拵のこれまた美しい太刀を履きまして、初冠にもひと工夫、通常とはまた違う装いの洒落た出で立ちになりました。

ありがとうございました。


アメイジング富山3

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今週もまた仕事で富山に来ておりました。
例により舞台が終って富山市内観光の足、レンタサイクルに乗って、ガラス美術館やらお城やらお気に入りの刀剣美術館やら宿の近くを運動がてら見て回りました。
今回もまた立ち寄った刀剣美術館は、森記念秋水美術館と言いますが、個人の刀剣コレクションだそうです。
鎌倉時代室町時代の刀もあり、能の登場人物達も使ったいたような太刀の姿を見ることも出来ました。
鞘や鍔に至るまで職人の微細な細工が素晴らしく、単眼鏡で見入りました。
顕微鏡で見ても粒が揃っていそうな程、精巧な作りに見惚れます。
こういう細やかな仕事を手本として見習いたいものだと感じました。

富山市内は、自転車用の歩道が凄く整備されていて走りやすいのです。歩道が凄く広い。

富山は今時期、走ると風が気持ちが良くて最高でした。市内だけでも見どころ多くて、また来たい街、現在一位であります。
旅先でお目にかかった皆様、ご親切にしていただいた皆様、大変お世話になりました。
またお目にかかれたら嬉しいですね。

さて再び台風が気になりますが、戻って東京の舞台です。こちらも良い風が吹きますように。






ご鎮座550年

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同門、佐久間君が日頃稽古にうかがっている下北沢の北澤八幡神社の催しにお邪魔しました。
お社中の謡と仕舞に始まり、舞囃子、狂言、能と豪華な番組で、佐久間君の能、菊慈童で御鎮座五五〇年を寿ぎました。
雨でしたが、お客様は雨合羽着で鑑賞されました。
無事に終わって何よりでした。

下北沢は、足立禮子先生が住んでいたので、打合せでご一緒したり、反省会したりと懐かしい街です。

だいぶ賑やかになりましたね。
また、ゆっくり来たいと思います。

アメイジング富山

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富山に行きました。入善町コスモールと
新川文化ホールで学校公演。
2日目は千人以上入る大劇場でした。

今回は前から行きたかった刀剣美術館にも飛び込んでコレクションを堪能。
能で使う太刀や打刀の違いなんかもよくわかりました。日本刀って魅入られますね。妖しい美しさがあります。時を忘れました。

そして、恒例の地方ラーメン巡りは、一心さん。富山ブラックのようで、一味違違う美味しい無添加醤油ラーメン。気に入りました。

富山は天気に恵まれて涼やかで良かったです。

さて週末は東京の舞台が続きます。
台風が避けてくれることを祈るばかり。



熊本  よかとこばい

九州熊本に九皐会の学校公演の出張で行って来ました。
私は初めての熊本でしたが、旅先で出会った土地の方々は、皆さん情があって気が良くとても良いところでした。
例により公演中の写真がないのですが、市内に泊まったので、公演後にあちこち散歩して観て回りました。

初めて観た熊本城は、震災復興の途中で、まだまだ完全に修復されるのは何年も先の事との事でしたが、天守閣は新しくなってその姿を見せていました。

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私はタクシーに乗って熊本城を観て周りましたが、そびえ立つ城の姿といい、武者返しと言われる巨大な石垣といい、東京の皇居、江戸城に匹敵するような広さといい実に圧巻の巨城でした。
タクシーの運転手さんや出会った土地の人達とお話しすると、熊本城が震災で傷を負ったことを、我が身の傷のように思っておられるのがとても伝わって来ました。変わりゆく街並みを寂しく思い、それでも前を向いて行かないといけないという言葉を何度も聞きました。1日も早い復興を願うばかりです。

天気に恵まれたので、辺りを散策しましたが、これまた近くに能の秘曲 檜垣の史跡があり立ち寄りました。

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街中のひっそりとしたお寺でしたが、能楽史跡保存会さんの立て看板があり、保存会の旅行によく同行していた父も、もしかしたらここに来たのかもと、嬉しい思いがしました。
お寺の中には、檜垣の女人像がありお参りさせていただきました。
ここから、10キロ先の山の上の岩戸観音まで女が通ったという伝承があり、また、その山は、後年、宮本武蔵が籠って五輪の書を書いた事で有名です。
歩いて3時間近くなので、流石に行けませんでしたが。また次回の楽しみができました。


最後におまけ。
私の地方出張の楽しみの一つは、その土地のラーメンを食べる事なんですが、今回は名高い熊本ラーメン。
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学生時代は、よく新宿にある熊本の桂花ラーメンを食べに行きましたが、今回は宿のすぐ近くにあった黒亭という店に入りました。
有名店のようです。厨房は女性達が仕切っていて、なんとも優しい良い味でした。ご馳走様。

仕事の写真がないと観光みたいだけど、連日朝からバスで移動して、舞台を自分達で組んでは公演の毎日でした。子供達の反応はとてもよく、もうビートルズの日本来日コンサート(古!笑)のような熱狂的な盛り上がりの学校もありました。ホント嬉しかったですね。

ご同行の皆様、出会った皆様、いろいろご親切にありがとうございました。




触れてみよう能楽の世界 公演後記

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渡辺国茂カメラマンからも写真が届いたので一枚upしておきます。ありがとうございました。

小鍛冶の後シテは、稲荷明神が、狐のイメージの姿で現れて宗近を助けます。
この作品を演じられる時代には、五穀豊穣の稲荷神と、お狐さんが結びついて、お稲荷様といえば眷属はお狐さんというイメージが定置していたのかな。
能の中で、姿なき神様は色々な姿に化身して現れるのですが、この曲では、前半は童わらべに、後半は狐を思わせる姿に化身して現れます。
頭に狐載せてるしね。

稲荷塗といわれる朱塗のイメージも、面や装束に反映されているように思いますね。

今回は特に赤を意識して面も赤みの物を使い、定番の赤頭に赤の半切と、イメージを統一しました。
まさに赤いキツネでした。

先日作ってみた手製の槌も試しに使ってみたら、さすがマイオリジナル。手に馴染んで使い易かったです(笑)


この曲、小書き演出になると、装束が変わりイメージカラーが変わります。また型や演出も変わりますね。私はこの赤いキツネが好きですが、機会あれば他のも勤めてみたいと思います。

さて、夏の間せき止めていた社中の稽古が早くも始まり夏も終わりです。毎年のことだけど、夏の終わりって名残惜しいです。

この夏のご一緒した皆様、ありがとうございました。
なんだかんだと釈迦力になってましたが、終わってみれば本当に楽しかったです。皆さんのお陰です。
また会える日を楽しみにしております。ではまた。


夏の終わりの

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今年も所沢ミューズワークショップと、普及講座 触れてみよう能楽の世界が無事に終わりました。
14年目の夏休まずに過ごした夏でした。
能 小鍛冶の舞台写真は駒井さんの速報
打上げはマイスマホでした。
緊張がほぐれた後の皆さんの笑顔が最高です。
感謝と祝福と笑顔が、一度にどっと溢れた宴でした。
あー楽しかった。

ご来場の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
自分はめちゃくちゃ充実した夏でした。
子供達可愛かったー!
ありがとう。またねー。

帰りの車で夏の終わりのハーモニーが流れて、ああ今年も夏が終わるなあと、しみじみ月を眺めたのでありました。


触れてみよう能楽の世界

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触れてみよう能楽の世界と題した、所沢ミューズの催しも間近に迫りました。

例年、催しの第1部では、この夏に能楽仕舞ワークショップに参加した小学生から成人の部までの発表が組み込まれています。
舞の動きってどんなものなの?というのが、アマチュアの方々の仕舞でよくわかります。
今回は、ミューズ休館前ということで、沢山の応募もあり、約50名の方が一部に登場します。
時間は約30分程度かと思いますが、参加者の皆さまの熱いエネルギーを感じていただけたらと思います。

二部は、私の解説ということで、久しぶりゆっくりお話させていただきます。客席の皆さまにも少し声を出して謡いを体験していただきたいと思っています。

そして三部に、能 小鍛冶コカジの上演です。
刀鍛冶 小鍛冶宗近とそれを助ける稲荷明神のお話です。

初めて能を見る方には、能って、こんな感じなんだ。舞や、謡いは、こんな感じなんだといういうのがご理解いただける、体験付き公演鑑賞付き能楽講座です。

まだ若干お席あるようなので、よろしければ是非お越しください。
能楽堂とは、違った空間で、普段着や浴衣、アロハで来る方も多い気軽な催しです。
お待ちしております。
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